ソーラーフロンティアとQセルズ。
ともに低価格を売りにしているメーカーです。
消費者にとって1番の違いは、国内メーカー(ソーラーフロンティア)か、海外メーカー(Qセルズ)かでしょう。
我が家に最終的に載せたのはQセルズでした。
これは価格以外の要因も大きかったのですが、ちょうど見積りも残っていたので、両社を設置費用と発電シミュレーション結果について比較したいと思います。
ソーラーフロンティアのメリット・デメリット
国内メーカーで最安値を狙うなら、筆頭候補に挙がるであろうソーラーフロンティアですが、低価格以外にも特色のあるメーカーです。
私もその特性に惹かれ、当初は希望メーカーをソーラーフロンティアと答えていました。
- 価格(kW単価)が安い
- 夏の高温時の出力低下が少ない→日本向け
- 実際の発電量が多い。噂では公称値に対して10%多いこともあるとか
- パネルが真っ黒でデザイン性に優れる。グッドデザイン賞受賞歴あり
デメリットについても触れておきます。
- パネルが重い
- 面積あたりの容量が少ない→広い屋根が必要
短所にさえ目をつむることができれば、とても魅力的なメーカーです。
根強い支持を受け続けていることも納得できます。
見積もり比較
実発電量が多いと評判のソーラーフロンティアと、高い品質を売りとし世界シェア3位のQセルズ。
両社の見積もり内容を比較します。
外乱を排除するため、同一の施工業者の見積もりを使用します。
我が家はこの業者とは縁がありませんでしたが、全国に拠点のある信頼性が高いと評判の施工業社です。
- 同じ施工業社
- 同じタイミングの見積もり
- 屋根にできるだけ載せて欲しいと依頼
ソーラーフロンティア | QCELLS | |
---|---|---|
システム容量 | 10.15kW | 11.60kW |
設置費用(税込) | 2,538,500円 | 2,450,500円 |
年間発電量 | 12,519kWh | 12,585kWh |
kWあたり設置料金 | 25.0万円 | 21.1万円 |
kWあたり年間発電量 | 1,233kWh | 1,085kWh |
kW単価ではQセルズが優位も、発電量はソーラーフロンティア
kW単価ではQセルズの圧勝となりました。
しかしkWあたりの発電量はソーラーフロンティアが逆に大きく上回っています。
同じ会社の発電シミュレーションで、対象の屋根も同じなか、やはりソーラーフロンティアの方が実発電量は多いという設定だということが分かります。
この結果を踏まえて設置費用100万円あたりの年間発電量を見てみると、
- ソーラーフロンティア:4,931kWh/年
- Qセルズ:5,136kWh/年
これは年間発電量のシミュレーションが正しいという前提のもとですが、
という結論となりました。
よって、ソーラーフロンティアとQセルズで迷われている方は、価格や発電量以外のポイントで決めて良いと思われます。
具体的には、
- 屋根にどれだけ積載できるか
- パネルの色は黒(ソーラーフロンティア)か青(Qセルズ)どちらが家の外観に合うか
- 屋根がパネルの荷重に耐えられるか
- 国内メーカーと海外の大手メーカーとちらが好みか
といった点でしょうか。
宜しければご参考ください。
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