住宅用太陽光のリアル② 発電1年目に感じたメリット8選。目指せオフグリッド。

太陽光発電

2018年に連系して1年が経ちました。

今後の収支の見通しが立った所で、太陽光のメリットについて紹介したいと思います。

内容はお金関係からそれ以外のことまで、全て網羅しています。

(デメリットについても触れたかったのですが、今の時点では特に思いつきませんでした。)

設置を考えている方の参考になれば嬉しく思います。

お金にまつわるメリット

1. 毎月お金がもらえる

1年目は現金が年間43万円の収入となりました。

多くのパネル(50何枚)を屋根に並べたので、住宅太陽光の水準としては高めですが、もちろん収入に見合うだけの初期投資はかかっています。

ただ、いくら設置にお金が必要だったとはいえ、ある程度の額が継続的に収入として見込めることは、保険的な意味合いでとても良かったと思います。

毎月得られる現金はローンの返済に回しても良いですし、投資に回すことだってあるでしょう。

その時々の家計の状況を見ながら、必要なことに使えるお金が増えます

 

 

2. 光熱費も節約できる

1年目の実績では、年間で8万円の電気代の節約になりました。

夏場だと、毎月1万5000円も光熱費が浮いています。

出費が減る分、当然家計にも余裕が生まているということですからね。素晴らしいです。

収入と同じく期間は20年。そんな長期に渡って助けてくれるのは本当にありがたく思っています。

 

 

3. リアルアセットなのに手間がかからない

太陽光は、アパート、駐車場などの不動産や、自販機、コインランドリーなどのリアルアセットと同じくくりに入ります。

株などのペパーアセットに比べて変動が少なく安定収入が見込める反面、手間がかかるのが一番のネックです。

 

同じ太陽光だと、野立てがそうですね。

発電量のモニター、柵の設置、雑草除去に定期的な監視など、維持メンテに労力は必要となります。

(それに見合う収入は期待できそうなので苦にはならなそうですが)

 

しかし、屋根に載せた太陽光は全くもってメンテ不要です。監視に行く必要もありません。

常に目の届く範囲にあって、人対人の商売でもないのでトラブルに巻き込まれる心配も皆無です。

 

 

お金以外のこと。生活に与える好影響など

4. 晴れているだけで気分が良くなる

もう発電を初めて1年が経つのですが、いまだに快晴だと少しうきうきします

そんな日は、帰宅後に『今日はどれだけ発電してくれるのかなー』と発電量をチェックするのが楽しみになっています。

 

晴れてくれるだけで太陽光発電は働いてくれるので、日常のちょっとした楽しみと、精神安定をもたらしてくれています。

 

 

5. 夏場はエアコンをつけ放題

つまり、電気代でケチケチすることがなくなりました。これも心のゆとりにつながります。

電気代なんて節約を心がけたところでその効果はせいぜい数百円。割に合いません。

 

確かに、節電すればその分余剰分が増えるので電気の売り上げは増えます。

でも昔と違って今は売電価格が安いので、使った方がお得なんですよね。

 

 

6. 非常時の電源確保が少し安心

台風や震災で停電を経験した方も多いと思います。

私も東日本大震災発生時には北関東に住んでいたので、直後の信号すらついていない真っ暗な街や計画停電を経験しました。

一度経験すると、非常時に対して何も対策しないという選択肢は無いと思います。

我が家は、太陽光システムと連動した災害時に停電した時のための非常用コンセントを設置しました。

口数はパワコンの数によるのですが、うちは3箇所、計6口。

場所は冷蔵庫近くが必須で、その他は適当に家の中で分散させています。

 

周囲にもポータブルバッテリーやポータブル発電機を購入している家庭は見受けられます。

しかし数万から十数万しますし、保証期間も長くはありません。バッテリーはつねに充電しておかなければ意味がありませんし、発電機にはガソリンが必要です。

 

でも、太陽光があればそんな機器も必要ありません。

いざという時は、非常用電源の役割を果たしてくれます。もちろん、電気を使えるのは日が出ている間だけですが。

うちはオール電化なので電気がないと結構致命的なのですが、本当の非常時では、昼間だけでも十分だと思っています。

 

 

 

7. オフグリッド生活も将来の選択肢に入ってくる

これはただの理想の話です。でももし発電量が使用量を上回っているのであれば、蓄電池を導入することで電気代ゼロのオフグリッド生活も可能になります。

 

太陽光は使用年数により劣化はしますが、その速度はとても穏やかなので数十年単位で安定的な発電が見込めます。

もう少し蓄電池の価格が安価になったら、本格的に考えても良いですね。

ロマンを感じませんか?

 

 

8. 電気自動車を有効に使うことができる

今は国の固定価格買取制度があるから太陽光を設置している方がほとんどだと思います。

では、このFITが終わってしまうと誰も太陽光パネルを家に載せなくなるかというと、そんなことにはなりません。

太陽光で発電した電気を、売るから使いきる時代にシフトするからです。

 

  • 蓄電池
  • 電気自動車

 

この辺りが太陽光を追いかけるかたちで普及することはおおかた間違い無いでしょう。

 

ということで、今とても電気自動車が欲しくなっています。

ガソリンを買う必要が無くなりますからね。

 

いくらガソリン価格が高騰しようが、自家発電の電気で充電できれば全く影響を受けません。

安売り日を狙って混んでるガソリンスタンドに給油しに向かう必要が無くなるのは魅力的です。

 

 

関連記事です。

連系後1年間の実発電量と売電収入の実績をまとめました。設置費用や売電契約についても言及しています。元をとるまで5年といったところでしょうか。

住宅用太陽光のリアル① 1年目の実発電量と売電収入まとめ。

 

売電価格は下がっていますが、設置費用も急降下中なので買ってくれるだけまだマシだと思います。うちのシステムの損益分岐点を計算してみたところ、6円/kWhでおつりがくるレベルでした。

2019年度の売電価格は高い?安い?実際は6円/kWhでも元本を回収出来るという事実。

 

住宅に太陽光をのせる際には、注意点がいくつかあります。見落とすと損してしまうことも考えられます。発電に適した都道府県や業者の選び方まで、少し長めの記事ですが、これを読めば完璧です。

【2019年度版】住宅用太陽光の設置ガイド。失敗しないパネルメーカーと設置業社の選び方。

 

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