施工業者によって太陽光パネルの仕入れ価格が全く異なる件。

太陽光発電

相見積もりをとると業者間の価格差に驚きますが、差を生んでいる理由の一つは、施工業者のパネルの卸価格の違いです。

仕入れ量が多いほど、仕入れ価格が安くなることは想像できます。しかし、その差が想像以上だったので、エピソードとともに残しておきたいと思います。


PanasonicとQセルズの見積もりをお願いした時のこと

知り合いに紹介された業者さんにパナソニックとQセルズで見積もりをお願いした時のことです。

安価なはずのQセルズの方が高くなってしまうという連絡を受けました。

その頃は既に他の数社からの見積もりも揃っており、

15kWシステムの他社の相場
  • Panasonic:約350万円
  • Qセルズ:約250万円

同じシステム容量でも一般的にパナソニックの方が100万円ほど高くなるのが相場でしたので、Qセルズの方が高くなるとの回答には驚きました。

 

理由を聞くと、Qセルズは過去に取り扱い実績がなく、仕入れ予定価格から見積もりを出すと割高になってしまったそうです。

逆にパナソニックだとツテもあり安くできるとのこと。

この業者さんのパナソニックの提案は15kWで320万円(kW単価21万円)と、確かに相場より安かったので、パネルをPanasonicにした場合はこの業者さんと契約していたかもしれません。

 

 

施工業社によってパネルメーカーの取り扱い有無のある理由が、この時分かったようなような気がしました。

取り扱いのあるメーカー=競争力のある価格で仕入れることができるメーカー
ということなのでしょう。

 

 

最安値を提案してくれた業者さんの話

次は、低価格で仕入れることのできたケースについてです。

我が家はある業者とQセルズの設置を契約したのですが、kW単価が15.1万円(2017年)とかなり安く設置できました。

その最たる理由は、野立て用に大量のQセルズのパネルを仕入れる際、私の家の分も同時に発注してもらったことで仕入れ価格を抑えることが出来たことにあります。

 

業者さんからは『契約は◯月◯日までにお願いします。そこまでなら大口の発注に含ませることができるます。』といった話がありました。

 

契約するためのパフォーマンスだという指摘もあるかもしれませんが、実際の設置費用の安さが、事実だと証明してくれています。

 

 

これから太陽光の設置を考えている方へ

施工業社を選ぶ際は、家庭用だけでなく、産業用にどれだけ力を入れているかも気にしてみて下さい。

そして近々パネルを大量に発注するタイミングがないか営業さんに聞いてみて下さい。

うまく時期が合えば、仕入れ価格を抑えられる分設置料金も調整してもらえるでしょう。

 

パネルメーカーを決める際、私はパナソニックかQセルズを最初にすすめていますが、いいなと思った業者に得意な(仕入れ量や実績の多い)メーカーがあるのであれば、新たな候補として考えるのも良いと思います。

 

以上です。

 

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