ANA海外特典航空券のメリットと、予約するためのポイント。

ANAマイルとSFC

マイルを使って海外へ。

予約を取るのは難しいですが、かなりお得に海外へ行けるのが特典航空券の強みです。

本記事で分かること
  • マイルで買える特典航空券について
  • 予約を狙うべき座席クラスとシーズン
  • SFC会員の特典予約優位性

特典航空券のメリットとデメリット

ファースクラスやビジネスクラスに乗れる

ファーストクラスのシート

出典:ANA

マイルを使えば、普通は乗れない席にも乗れてしまいます。

ビジネスクラスに、もっと頑張ればファーストクラスだって。

本当にに乗れてしまうのが、すごいところです。

 

他には、キャンセル料が安いことですかね。

出発前までに連絡すれば、一人当たりのキャンセル料は3,000マイルで済みます。

便にもよりますが、購入時に必要なマイルは数万〜10数万マイルなので、キャンセル料は10%以下。

破格の安さだと思います。

 

デメリットは予約を取るのが難しいこと

マイルの特典航空券に割かれている座席数は限られていて、各クラスとも数席と言われています。

実態は公開されていないのであくまで通説ですが、

  • 一番少ないのがファーストクラスで1席から
  • 最も多いエコノミークラスでも10席には届かない程度

 

200を超える座席の中で、開放されているのはわずか数席なので、競争も当然存在します。

いくらマイルを持っていても、都合がつく日程の航空券が取れなければ意味がありません。

そこが難しいところですね。

 

特典航空券で人気の集まる座席クラス

圧倒的にビジネスクラスが予約困難

人気集中による難易度は、

トップがビジネスクラス

続いて、ファーストクラス

かなり離れて、エコノミー、プレエコと続く感じでしょうか。

ビジネスクラスが人気の理由は運賃に対してマイルが少なく済むからでしょう。

 

圧倒的にお得なのはファーストクラスとビジネスクラス

例えば通常期(大型連休以外)の北米路線(往復)で比べてみましょう。

通常期運賃と必要マイルの比較

エコノミー(Y): 20万円 / 50,000マイル

プレエコ(PY): 35万円 / 72,000マイル

ビジネス(C)  : 90万円 / 85,000マイル

ファースト(F): 180万円 / 150,000マイル

購入するにはエコノミーの10倍の運賃、180万円が必要なファーストクラスにも、マイルなら3倍で乗れてしまいます。

マイルと交換するならファーストクラスとビジネスクラスがとてもお得です。

しかし、いくらお得といえど、ファーストクラスは10万マイルを超える大量のマイルが必要になるのがネック。

少しお手頃なビジネスに人気が集まるのでしょう。

 

特典航空券の予約会場は格差社会

国際特典航空券の座席数には限りはありますが、ANAのステータスによって解放される座席数は違うので、予約の難易度も全然違うというのが現実です。

優遇されるANAプレミアムメンバー

出典:ANA

ANAを頻繁に利用する会員には特典航空券の専用枠が設けられており、優先予約ができるという特典があります。

対象ステータス:ダイヤモンド、プラチナ、SFC

(プレミアムメンバーの中にはブロンズもあるものの、限りなく一般会員寄りであり、特典航空券の優先もありません。)

 

空席待ちも、先着順ではない

もし、何ヶ月も前から空席待ちに登録していても、1つでもステータスが上の人が来れば、前を譲らなければなりません。

優先順位はこの通り。

  1. ダイヤモンド
  2. プラチナ
  3. SFC
  4. ブロンズ
  5. 一般

一般会員の方は空席待ちに登録したところで順番が回ってくることはかなり難しいと思います。

いくらマイルがあっても、使う機会がないということも考えられます。

 

特典航空券の為に、会員資格を目指す人は多い

資格を得るのがどれだけ大変でも、元は取れると言う判断ですね。

私も以前、プラチナメンバーになってSFCを得る為に飛行機三昧の一年を過ごしたことがあります。

一年で17回搭乗しました。

セントレア(名古屋)起点。SFC取得までの修行記録と感想。

 

実際、プレミアムメンバーはどれだけ優遇されている?

ステータスがあれば、予約はし易いのか?

SFC会員である私のアカウントで、検証してみました。

路線や日程によって異なるので、あくまで参考情報です。

 

GW、お盆、年末年始の大型連休は厳しい

ファーストクラス・ビジネスクラスは、ほぼ無理ですね。

予約が解禁される355日前でも、争奪戦に勝つことはまず難しいと思います。

こればっかりは、枠に対して需要が高すぎるのでしょう。

けれどエコノミーならワンチャンあるかな。という印象です。

 

ハイシーズンを外せば、人気のビジネスクラスでも問題なし

多少の日程調整は必要になりますが、連日どの便も埋まっているということはなさそうですね。

かなり優遇されていると言えるでしょう。

※あくまで傾向であって、人気と取得難易度は路線によって変わります。

例えばアメリカでも、西海岸のロスやサンフランシスコは比較的取り易いのに対して、東海岸のニューヨークやワシントンDCは予約で埋まっています。

 

 

一般会員の空席探しは難易度アップ

優先されない一般会員についても、確認してみました。

予約検索画面で、プレミアムメンバーのステータスを外して検索してみます。

予約の優先はしませんよという通知を受け取り、一般会員として予約是非を確認できるようになります。

そうして確認していくと、

  • 閑散期でもビジネスクラスは空いていない
  • プレエコとエコノミーならチャンスあり

 

ビジネスクラスに拘るなら、ANA便ではなくて提携航空会社ならという感じでしょうか。

提携エアラインの利用だと、マイルも余計に必要になります。

消費マイルにさえ目をつぶれば、私は良いと思いますけどね。

実際に去年はANA便が取れなかったので、ルフトハンザ航空とアシアナ航空を使いましたが、かなり快適でした。

アシアナ航空パリ-ソウルA350ビジネスクラス搭乗記。機内食に超感動。OZ502便。

 

特典航空券を狙うシーズンとクラス

プレミアムメンバーは選択肢が多い

予約優先権の効果は絶大です。

オススメは、

  • 大型連休中はエコノミー
  • 通常期はビジネスクラス

 

旅行日程と予約状況を照らし合わせてみれば、選択肢はいくつか出てくると思います。

 

一般会員はプレエコかエコノミー狙い

ビジネスクラス以上の予約は厳しいと言わざるをえません。

機会を待っていると、どんどん旅行日程が後ろ倒しとなり、マイルの有効期限に迫ってしまう危険性もあります。

エコノミーだと開放されている席数も多く、比較的チャンスが広がっているので、シートクラスに縛られ過ぎないことが大事だと思います。

 

予約を取るのは難しいですが、かなりお得に海外へ行けるのが特典航空券の強みです。

皆さんも今からでもマイルを貯めて、トライしましょう。

 

関連記事です。

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ルフトハンザ航空A340フランクフルト行きビジネスクラス搭乗記。LH737便。

 

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