初めてのアシアナ航空のビジネスクラス。
凱旋門賞観戦からの帰り、マイルを使った特典航空券の利用です。
私がビジネスクラスを利用したことがある航空会社は同じスターアライアンスグループ内の
- ANA
- ルフトハンザ
- エアチャイナ
- アシアナ ←new
今回体験したサービスの感想はANA同等かそれ以上で、歴代最高レベルでした。
半個室の座席に、そして評判通りの美味しい機内食。
アシアナ航空のビジネスクラスは、他の航空会社に比べると比較的安価で利用できるので、オススメです。
目次
機材はフラッグシップ機のA350-900
便はパリ発のOZ502便。
アシアナ航空はパリーソウル便に最新機種のA350-900を導入しています。
保有している8機のうちの一つを利用できました。
ファーストクラスの設定はないので、搭乗口はビジネスとエコノミーで分かれています。
座席番号は4Kなので、4列目の窓際。
全ての席が通路に面しているので、気が楽ですね。
利用した便で隣の中央側は空席でした。
ビジネスクラスは28席のうち、埋まっていたのは20席ほど。
離陸後、窓からはパリの夜景をしばらく楽しめます。
カメラに収めることは出来ませんでしたが、エッフェル塔もしっかりと確認できました。
夜景を見たいなら右舷側の席(つまりK列)をおすすめしたいところですが、使用する滑走路によって変わるかもしれないので、あくまで参考程度にお願いします。
半個室のスタッガードシート
シートはANAのスタッガーシート(千鳥配置)と同じ形ですね。
アシアナ航空ではビジネススマーティウムクラスと呼んでいるようです。
- シートピッチ 77インチ(196cm)
- シート幅 22インチ(56cm)
シートサイズはかなりゆったりな設定で、足元も十分な余裕があります。
モニターサイズは18.5インチ。近い距離にあるので、感覚的にはもっと大きく感じました。
次に座席横のエリアについて。
- 物置き、テーブル
- リクライニングシートのコントローラー
- コントローラー
コントローラーのボタンは、ゲームのコントローラーと同じ配置なので、操作は楽。
ちなみに、映画は日本語対応のものが選べる程度にはあります。(全体の4割くらい)
今回はアラジンの吹き替え版を楽しみました。
ただし、ヘッドフォンだけは少し残念。
ノイズキャンセラー機能のない、普通のヘッドフォンなので、騒音がかなり入ってきます。
なので私は持ち込んでいた自分のものを使いました。
Boseのノイズキャンセリングイヤホンはかなり優秀で、飛行機に限らず、新幹線でもバスでも移動時にはかなり重宝しています。
食事に使うテーブルはモニター横に。
肘置き下から取り出すタイプより、出したり収めたりの操作は楽です。
最後にシート。
はもちろんフルフラットになります。
筆者は身長181cmですが、十分な広さで5時間ほど熟睡できました。
ちなみに備品は掛け布団だけで、ANAで使える薄型のマットレスはありません。
とはいえ特に凹凸は感じなかったので、気にならないと思います。
トイレ・アメニティ
ビジネスクラス用のトイレが前方に2ヶ所。
28席に対してトイレが2つもあれば、待つことはありませんでした。
トイレ内には歯ブラシに髭剃りに、必要なものは揃っています。
個別のポーチにも、アイマスク、ソックス、耳栓、歯ブラシなどなど。
(帰国後の写真です)
ロクシタンのアメニティは女性には嬉しいのではないでしょうか。
感動レベルの機内食
さあ、アシアナ航空を利用するにあたって一番の楽しみだった、機内食を紹介します。
アシアナ航空の長距離路線の機内食レビューは少ないので、参考になれば嬉しく思います。
まずは夕食から。
パリ19:50発なので、離陸後すぐに食事の配膳が始まりました。
メニュー
洋食か韓国料理かの2択です。
洋食であれば、メインを牛、魚、鳥の3種類から選びます。
私は洋食+牛ヒレ肉のステーキをお願いしました。
後ろの席だと在庫がなくなって希望が通らないこともあるのですが、今回は大丈夫でしたね。
参考までに、韓国食のメニューも。ビビンバ1択です。
これはこれで美味しいんでしょうけど、パリ発の便だったので、無難な洋食にしておきました。
配膳された料理がこちらになります。
カナッペ・前菜・スープ
牛ヒレ肉のステーキ
一番感動したのが、メインのヒレステーキ。
厚さ3cm、多分200gくらいありそうな見事なもので、今まで食べた機内食で最高の一品でした。
結構レアに見えますが、中までしっかり温かくて、本当に美味しかった。
多分ずっと忘れないと思います。
食後のラム酒&チーズ&ケーキ
食後にはチーズの盛り合わせ。
美味しいんですけど、それまでの料理でお腹は満たされていたので、少しずつ食べて、半分くらいは残してしまいました。
最後に、デザートのチョコレートケーキとコーヒー。
機内食とは思えない、見事なコース料理です。
かなりお腹を空かせた状態だったのですが、それでも完食できないほどのボリュームでした。
ANAと同じく間食の提供があります
夕食後すぐに就寝しましたが、朝食前に目が覚めたので、間食もトライしてみました。
間食は、いつでもCAさんにお願いすることができます。
定番の辛ラーメン
ラーメンはスパイシーか、ノンスパイシーか選べます。
好物の辛ラーメンにしました。苦手な人が多いようですが、私は大好きです。
ちなみに、カップ麺を器に移しただけなので、100%いつもの辛ラーメンです。
でもたくあんとキムチがついてくるのは嬉しいですね。
パリ航路だから?マカロンもあります
間食はまだまだ続きます。
辛いものを食べると甘いものが欲しくなったので、マカロンもお願いしました。
到着2時間前に朝食
前菜のエビとラタトゥイユ
メインの仔牛のシチュー
ゴロゴロした肉のシチューで、これもとても美味しかったです。
ステーキ含め、牛肉料理は本当にずば抜けてレベルが高いですね。
食後のフルーツ
以上、機内食でした。
フライト時間は11時間と長いですが、空腹になることはまず無いと思います。
ソウル到着後はアシアナ航空ラウンジで
乗り継ぎ時間に余裕があったので、ラウンジへ向かいました。
仁川空港のアシアナラウンジは広くて綺麗で評判なので、訪れてみたかったんですよね。
まずはシャワールームを利用しました。
受付でシャワーを浴びたい旨を伝えれば、航空券と引き換えに鍵をもらえます。
そのあとはソファーで搭乗時間が近づくまでゆっくり過ごしました。
さすがに機内食を食べたばかりでお腹は空いていませんでしたが、食べるものは豊富に用意されています。
ここでも辛ラーメン。多くの方が召し上がってましたね。
日本語の新聞も揃っているので、時間をつぶすのには困らないと思います。
以上、パリーソウル便のレビューでした。
アシアナ航空の利用は初めてだったのですが、かなり良い印象です。
ヨーロッパへソウル経由で行くのも全然ありですね。