ANAのプラチナメンバー資格を取得。SFC会員となりました。
反省点は、SFC修行を利用して『いかに楽しむか』をもっと考えるべきだったということ。
50,000PPのノルマにはタダでさえ多くの時間とお金の投資が必要になります。
SFC会員の資格取得だけに目が行きがちですが、旅行としてもしっかり楽しめたら、より良い修行になるはずです。
那覇ルートだけでPPを積み重ねるのは勿体ない。
ということで、海外旅行を兼ねてPPを増やしていこうというのがこの記事のテーマです。
長期休みが取れれば最高なのですが、難しいケースも多いでしょう。
そこでお勧めしたいのが、2〜3日の海外ショートステイ。
この機会に、普段は行かない場所へ少しだけ行ってみてはいかがでしょうか?
短期間であれば、もし合わなくてもすぐに帰って来れるというメリットもあります。
すごく気に入れば、次はロングステイの候補地に追加。
まさにSFC修行のサブテーマとして最適だと思います。
『〇〇に行ったことがある』のように話のタネになれば、尚良いですよね。
ということで、私が『今ならどんなルートを組むのか』という観点でオススメの目的地を考えてみました。
参考になれば、嬉しく思います。
目次
修行の基本。狙うべきはアジア、オセアニア
いくら修行を楽しむことに重きを置くにしても、本来の目的がPPの蓄積であることは忘れてはいけません。
そこで、コストパフォーマンスについて『路線倍率』のことは知っておくべきです。
PPは運行距離(マイル)に基づいて計算されますが、なぜか国内便とアジア・オセアニア路線の国際便だけ、優遇されています。
- 国内線:2倍
- ANA運行便の日本発着アジア・オセアニア路線:1.5倍
- その他:1倍
この倍率を利用しない手はありません。
たとえ運行距離と運賃が似通っていても、行き先によっては路線倍率の分だけ多くのプレミアムポイントを獲得することが可能です。
国際線でPPを稼ぐなら、アジアとオセアニアは外せないと思います。
おすすめ目的地の選定条件
楽しさや経験だけでなく、効率面も踏まえて記事のなかでおすすめを紹介するにあたり、選定条件を明確にしておきます。
全部で3つ。
① アジア・オセアニア地域であること
アジア・オセアニアは先述の通りPP獲得にかなり有利なので、ANA運行便についてはアジア・オセアニアを積極的に利用するべきです。
かたやヨーロッパや北米は、スターアライアンス加盟航空会社の便を利用する手もあります。
スターアライアンス加盟航空会社の中で、特にエアチャイナは本当にお勧めです。
私も修行プランの中に組み込みました。
エコノミーもビジネスも破格の安さなので、コスト効果は絶大です。
② SFC修行でなきゃ行けない・行かない都市
絶妙にマイナーな街が良いですね。
将来観光目的で行く可能性があるような国や都市は、あえて修行の行き先に選ぶ必要はないかなと思います。
一人より、家族、恋人、友人と訪れた方が楽しめるでしょうし。
ということで、プレミアムポイントの為だけでなく、面白そうな経験が積めそうな街を選びました。
③ 短期間の滞在でも満足できそうな都市
SFCを取得するには、ルートにもよりますが基本的に年に数回は海外に行く必要があります。
長期の休みが取れればベストですが、日数に制限のあるケースがほとんどでしょう。
ショートステイを前提に、滞在日数が短くても見て回れる小さな街をオススメします。
私が修行するならここに行く!おすすめ都市
パース(オーストラリア)
- エコノミー 往復7,388PP(予約クラスS 片道5万6,000円〜)
- プレエコ 往復15,578PP(予約クラスE 片道9万5,000円〜)
ダントツ一位のおすすめです。
西オーストラリアにある通称『世界で一番美しく住みやすい街』。
今はまだ就航していませんが、2019/9/1に成田直行便の運航が始まります。
観光サイトによると、観光のモデルコースは大体3日ほど。
ちょうど良いですね。
引用:オーストラリア政府観光局
見所がありすぎて困るような大都市だと、中途半端につまみ食いして終わってしまう所ですが、そんな心配は無用そうです。
ちょうど良い規模感が、SFC修行のショート旅行としてはピッタリですね。
- 世界一美しいと評される街並み
- ロットネスト島のビーチと自然
- インド洋で獲れたシーフード
※記載のプレミアムポイントと運賃は成田/羽田便です。詳細はANAホームページでご確認ください。
ムンバイ(インド)
- エコノミー 往復6,300PP(予約クラスS 片道5万2,000円〜)
- プレエコ 往復13,402PP(予約クラスE 片道12万9,000円〜)
航空運賃はやや高めですが、アジアの中で区間マイレージの一番大きい都市なので、一度に多くのPPを得ることができます。
プレミアムエコノミーだと、一発で1.3万PPに達します。もちろんアジア内の最高値。
インドって、興味はすごくあるけれど、行くとなると少し躊躇してしまいますよね。
私が修行していた時は、他の行き先が決まってしまったせいで行けませんでしたが、
もう一度機会があるなら、絶対に選ぶと思います。
- 英国植民地時代の歴史的建造物
- 世界遺産チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅
- インドとイギリスが混ざった独自文化
シンガポール
- エコノミー 往復4,968PP(予約クラスS 片道3万6,000円〜)
- プレエコ 往復10,736PP(予約クラスE 片道8万9,000円〜)
東南アジア・南アジアの各国は、PP単価でいうと大差はありません。
でもその中で一番観光の面で万人受けするのはシンガポールだと思います。
セールスポイントは観光のし易さ。
海外旅行に慣れてなくても安心できるという点で、需要はかなり高いのではないでしょうか。
街並みは綺麗ですし、コンパクトにまとまっているので短期間の滞在でも十分楽しめることができます。
- ベイエリアを散策(マーライオン、マリーナ・ベイ・サンズetc)
- ユニバーサル・スタジオ・シンガポール
- チキンライス、蟹を味わう
番外編。PP単価は高いけど、一気に稼げる北中米
『PP単価が高くて修行には適さない』という都市の中でも、
- 一度でたくさんのPPが稼げる
- 行けば見所がたくさん
という都市も少し紹介します。
ちなみにここで紹介しているチケットの予約クラスは、PPを稼ぐためにやや高めになっています。
プレミアムポイントのレートは下がっても良いのであれば、航空運賃のもっと安い”Lクラス”のチケットもあります。
必要PPに応じて、候補地に加えてみて下さい。
メキシコシティ
- エコノミー 往復9,804PP(予約クラスS 片道10万7,000円〜)
- プレエコ 往復14,806PP(予約クラスE 片道16万5,000円〜)
最近観光地として注目度が高まっているメキシコシティ。
2年前まではよく知らない航空会社(アエロメヒコ航空)の便が週に数本あっただけでしたが、
ANAが直行便の運行を2017年に開始しました。
以降、毎日の運航が継続されています。
ANA運航便の中でも最長路線であるため、一度でたくさんのマイルとプレミアムポイントを取得できます。
- アステカ帝国の都市遺跡
- 質の高い、けれど安いミュージアムがたくさん
- 見所ではないけれど、メキシコ料理(トルティーヤ、タコスetc)
ヒューストン
- エコノミー 往復9,320PP(予約クラスS 片道10万5,000円〜)
- プレエコ 往復14,116PP(予約クラスE 片道18万7,000円〜)
SFC修行を志すほど飛行機が好きなら、きっとその延長線上で宇宙も好きですよね。
ということで、ヒューストン宇宙センターに行ってみてはいかがでしょうか。
- NASAの宇宙センター
- メジャーリーグ観戦(アストロズの本拠地)
- 大きな美術館、動物園、博物館がある
まとめ。
国際線でPPを稼ぐ場合、単価は国内便に比べるとやや高くはなってしまいます。
アジアでも15円/PPを下回ることははなかなか難しいかもしれません。
しかし、せっかくの一生の思い出を作れる機会です。
修行が終わった時、SFC会員資格以外にも何か残るようなものにして欲しいと思います。
関連記事です。
PP単価を抑えることよりも大事なことがあったと、SFC取得後に気づきました。沖縄2往復とかお勧めしません。
2017年に私が50,000プレミアムポイントを獲得してSFC会員資格を得た際のフライト記録です。たった1年の間に17回も搭乗していました。かかった航空券代はおおよそ43万円。
マイルを貯めたい、貯めている方は、こちらの記事も合わせてどうぞ。私がのんびりとマイルと向き合った10年間の記録です。