経理と関係ない職種の30代会社員が簿記を取って意味があるのか。
2018年11月の試験の申し込み前に整理しました。
日商簿記2級とは
経営管理に役立つ知識として、最も企業に求められる資格の一つ。企業の財務担当者に必須。 高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できる。 高校(商業高校)において修得を期待するレベル。 引用:商工会議所の検定試験
一言でいうと、2級は会社が経理部門の社員に求める資格のようです。
最低限これくらいは持っておいて欲しいという意味合いでしょうか。
簿記を取得するメリット
多くの方が挙げているメリットです。
- 就職・転職に有利
- 経理の人は昇進に有利
- 公認会計士・税理士へのステップアップに繋がる
- ビジネスマンとしての教養
経理以外の人間にとっては、正直ぴんとくるものはありません。
唯一引っかかるとすれば、ビジネスマンとしての教養ですが、これも資格自体に意味がある訳ではないので、微妙なところです。
簿記の資格を持つべき人
メリットを整理すると、就活における『勉強頑張ってます』アピールのためか、経理として生きていく人の為の免許のようなものらしいので、
- 就活を控えた高校生・大学生(22歳以下)
- 企業の経理や会計事務所への転職を目指す会社員(20代もしくは実務経験アリ)
がターゲットになります。要するに若者か実務経験者が対象です。
30代を超えてくると、資格だけ持っていても(たとえ1級でも)実務経験が無ければ転職には効かないようなので、私の場合は簿記の知識が役に立つことがあっても、資格自体の恩恵に授かる機会は無いでしょう。
つまり、せっかく取ったとしても趣味枠の資格という扱いになります。
簿記の知識はどう役に立つ?
資格取得のメリットは無さそうですが、教養を深める点では意味があります。
具体的には、
- 会社の財務諸表が読めるようになる
- 税金や社会保険の意味がわかるようになる
企業分析や確定申告の処理などに役立つので、株式投資をやっている方や、副業などで確定申告が必要な方、さらには出世や独立によって会社の経営に携わることになる人にとっては、メリットがあります。
しかし、私のような普通の会社員の場合だと、簿記の知識を使えるのは家計の管理くらいでしょうか。
(個人的にはそれで十分です。)
※メリットに関しては簿記の勉強を進める上で新たな発見があると思うので、この記事は随時更新していく予定です。
資格の取得に意味は無さそうだけど、受験します
試験日は2ヶ月後の11/18(第150回)です。
建設業経理士検定とは違い、各商工会議所に申し込むかたちです。
今回は前のように1週間では絶対無理なので、今日にでも準備を開始したいと思います。