サラリーマンが家を買うと、次は投資のことを考え始める。

つみたてNISA

我が家では、幸い妻も働いてくれているので生活には多少余裕があります。今まで貯蓄や投資、お金の節約術などには疎かったのですが、2017年に中古ですが家を購入してからお金のことを考えることが急に増えました。

 

現在は、将来に備えて確定拠出年金、積立NISA、太陽光発電を始めています。金融資産ではありませんが、本格的に貯め始めたANAのマイルも30万マイルを超えました。(夫婦で北米にファーストクラスの往復搭乗が可能です。換算すると400万円相当ほどになります。)


実は、このように家を購入した後に投資に手を出し始めるという流れは、周りでもよく見受けられます。

 

なぜだろう?と疑問に思ったので少し考えてみました。

 

muraoの場合は、家を買ったことで人生に控えている大きな出費の予定が無くなり、縛りが消えたということが理由でした。

 

元から投資やギャンブルが好きだったわけではありません。そもそも以前はお金は貯金するのが当然で、元本割れの可能性のある投資なんて論外でした。たとえ日経平均が数年で7千円台から2万を超えるほど伸びようと、投資に手を出す人を哀れんでいました。『どうせすぐに暴落して損してしまうのに、かわいそう』と。

 

このような希望を持てない考えは、生まれた時期によるもの、つまり世代に共通するところもあるかもしれません。しかし、それよりも家を買うかもしれないという将来のイベントに備え、少しでもたくさんの頭金を準備しておかなければという脅迫観念を受けていたことの方が、影響度は断然大きかったと思います。

 

家を購入した今も、当然住宅ローンの支払いには追われています。幾ら田舎の中古物件とはいえ、毎月のローンは10万円ほどで、少ない金額ではありません。しかし毎月の支払い額は分かっているので、計画はとても立てやすくなりました。

 

最悪金融資産を失ったところで、ローンさえ払い続ければ今の生活は維持できる。このことに気づいて以降、貯金しか選択肢のなかった頭は、とても融通が利くようになったんだと思います。もし子供ができたりしたら話は変わってくるかもしれませんが、それでもお金が必要になるのも随分先の話です。

 

私が投資に興味を持ち始めたきっかけはこのように家の購入だった訳ですが、家を買っていなくても投資をしている同級生や同世代の知り合いもいるので、一般論ではありません。

 

しかし、同じ流れの方はそれなりにいることは間違いありません。

 

家を買うとローンを背負うにも関わらず、投資のことを考えられるまでお金に関する精神的負担を軽減できる。

 

一つの買い物で視野まで広がってしまうのだから、やはり家の購入は大きなイベントですね。

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