2026年10月中旬。
出資が決まったばかりの1歳馬、移動前の2歳馬、そして療養中の出資馬に会ってきました。
牧場の方から伺ったコメントとあわせて、実際に見た印象も含めて記録として残しておきたいと思います。
ノーザンファーム空港
バウンスシャッセの25 牡1
父ルーラーシップ
母バウンスシャッセ(母父ゼンノロブロイ)
栗東・吉岡厩舎
キャロットクラブ
期待の1歳馬。馬体重は504kgまで成長。
第一印象は、やっぱり良い馬だなーと。
馬体の良さは期待通り。雄大な馬格に、胴の長さも十分。筋肉のボリュームも申し分ありません。
一番の懸念点だった気性も、全く問題なさそうです。
終始大人しく、5歳児に触られてもどっしりと構えていました。
中長距離で活躍してくれそうな雰囲気が凄まじいです。
一方で、成長はかなりゆっくり目のようですね。
ルーラーシップ産駒で遅生まれということもあり、こればかりは致し方なしかなと。
期間内に1勝をあげてくれれば、その先は長く太く楽しませてもらえそうです。
牧場の方のコメント
- フレームが大きくルーラーシップらしい馬体
- 中身は緩さ、幼さがみられてまだ遅生まれ
- 現在はロンギ場で騎乗訓練中
- 翌週に坂路・周回コース入りを予定
- 体質は問題なさそう。寒くなってきても毛艶は維持できている
- ルーラーシップ産駒の我の強さや、バウンスシャッセの仔の気の強さは、現状では見られない
- ルーラーシップ産駒らしい、柔らかいのびのびした動きを見せている
- 非力な部分や、動きのキレなど、まだまだこれからの馬
- 立派な馬体を活かして走れるようになるまで時間はかかりそう。春先とか
- 吉岡先生ということもあり入厩は早くはならないと思う
ヴィスコンテッサ 牝3
父シルバーステート
母マルケッサ(母父オフフェーブル)
栗東・松永厩舎
キャロットクラブ
療養のため、先月北海道へ移動したヴィスコンテッサ。
8月の中京競馬場ぶりの再会です。牧場見学では初めて。

症状の詳細については、右後ろの繋ぎあたりに骨折線(ひび)が見られたとのこと。
保存療法をとった後、その線も薄くなってきているので、現在はトレッドミルで慣らし中。
10月末の獣医判断後に騎乗訓練へ移行できるそうです。
年内は北海道に滞在することになりそうな雰囲気ですが、原因がハッキリしていて安心しました。
ポテンシャルは高いので、早く元気に回復して欲しいですね。

牧場の方のコメント
- 前走後、右後ろの第一趾骨(つなぎのあたり)に薄い線が入っていた
- 今はヒビの線も薄くなり、獣医OKがでたのでトレッドミルで慣らし中
- 10月末のレントゲンで良化が見られれば騎乗訓練開始
- 患部に熱感もなく問題なさそうだが、慎重に様子を見ながら
- 運動を控えていた時は煩さを見せていたが、トレッドミルを始めたことで少しガス抜きができた模様
- 現状ストレスが溜まっているほどではない
- (気性について)シルバーステート産駒の気の強さがみられ、テンションも上がりやすいが、割と冷静。やる気もある
- 運動開始時のオンと終わった後のオフがはっきりしている
レッドヴェリタス 牡2
父サートゥルナーリア
母ラストグルーヴ(母父ディープインパクト)
栗東・福永祐一厩舎
東京サラブレッドクラブ
頓挫により9月の本州移動が延期となったヴェリタス。
その後の立ち上げは順調に進んでおり、11月に移動予定とのこと。
今回で見学は4回目。かれこれ、私が最も多く見学している馬になりました。
毎回カメラ目線をくれる、表情豊かなヴェリタス。こうして直接触れ合えるのも、今回が最後になるはずです。
相変わらずの好馬体で、毛艶もピカピカ。状態の良さがうかがえました。
このまま直接入厩してもらい、ゲート試験合格後にデビューまで進めれば、年内の新馬戦にもまだ間に合うかもしれませんね。

牧場の方のコメント
- 馬体重544kg
- 現在坂路でハロン17秒
- 9月の移動予定前には3ハロン40を切るくらいまで動かしていたが、左飛節のトラブルで延期
- 今も患部にたれぼったさや関節液の増加はまだ見られるが、動かす上では問題なし
- 再立ち上げは上手くいって、福永先生とは11月の移動で調整中
- 馬自体が絞りづらいタイプで、レース時は520kgくらいだと締まりが見えて良い
- (相変わらず)物音に敏感だったり、ナーバス
- (相変わらず)走ることに後ろ向き
- 調教に対して前向きさや自分からグッと動いてくれるとなお良い
- パワーもあるし、自分から集中力を出した時は本当にいい走り
- 馬体も中身も成長している。メンタル面は、環境変化やレース経験で大人になって欲しい
- ワンペースっぽい走りで、瞬発力を活かす競馬は向いていない
- 馬力はあるので、芝でもダートでも活きる
- 急かすと足が溜まらないので距離は長い方が良いのでは
トップライセンスの25 牝1
父サトノアラジン
母トップライセンス(母父キンシャサノキセキ)
栗東・松永厩舎
東京サラブレッドクラブ
募集価格は1,600万円とリーズナブル。
サンデー血統にノーザンファーム育成という条件を考えると、破格の値付けです。
それでいて、引っかかる点もなく、素直に期待できる馬だと感じました。
馬格はそれほどある方ではありませんが、牝馬ですし、このあたりは仕方ないところでしょうか。
適性は芝とのことなので、今後うまく成長してくれれば、芝の短距離戦でワンチャンあるのではないかと期待しています。
これからの成長が楽しみな1頭です。

厩舎長のコメント
- 446kg
- 先週リフレッシュ、今週トレッドミル、来週から再度コース入り
- 移動後の馴致は順調で足元も問題ない
- 来週末からは坂路
- 性格は扱い易く、聞き分け良くて、覚えも早い
- カイバも毎日完食
- 現状は身体を上手く使えておらず、まだ走り方を教えなければいけない段階
- 坂路でもスピード調教ではなく、基礎部分を教えることが目的
- 現状、成長曲線は一般的で遅い感じはない
- 1歳馬として当然の緩さがいつ取れるか、今後の成長次第
- 動きに緩さがあって、芯が入っていない感じは、サトノアラジン産駒の共通点
- 血統・馬体の作り的にも適正は芝だとは思う
社台スタリオンステーション
今回は社台スタリオンも同日に見学。
家族は初めて。ふれあい牧場とは違うことを事前にしっかり説明しておきました。
一緒に回ったのがペリファーニアの口取りでご一緒した方で、再会出来て嬉しかったです。

以下、見学馬の紹介です。
アドマイヤマーズ

イクイノックス

ルヴァンスレーヴ

シュネルマイスター

キタサンブラック
ドウデュース
コントレイル
スワーヴリチャード
キズナ
エフフォーリア
まとめ
NF空港では、出資が決まったばかりの1歳馬たちに会うことができて良かったです。
バウンスシャッセの25とトップライセンスの25。どちらもまだまだこれからの馬だけに、次回の見学でどれだけ成長しているのか、今から楽しみですね。
今回はまだ優等生すぎる印象だったので、今後はもう少しエッジの効いた一面も見られたら嬉しいところです。
今回見学できなかった1歳馬もいるので、また次回のお楽しみに。
シーリアの25(早来予定)とクイーンズアドヴァイスの25(社台)にも会いたいので、今年中にもう一度来られたら良いなと思います。
(つづく)
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