犬を飼う。中古住宅の購入が最良の選択肢である理由。

犬のいる生活

ペット(犬、猫)を飼いたいが、今の家じゃ飼えない。

事情はそれぞれあると思いますが、経験をもとに中古物件の購入という選択肢についてメリットとデメリットをまとめました。


中古住宅という選択肢

私が中古住宅を購入した理由

私の場合、実家の犬が生んだ仔犬を飼うことがきっかけです。

当時私はペットの飼育が禁止されている市営団地に住んでいたのですが、仔犬を引き取らなければいけない事情が発生し、急遽検討を開始しました。

生まれて数日の子犬達です。

上段の右から2番目、青い紐のついた子が、我が家に来ることになる”あお”です。

 

探し始めて引っ越すまでたったの4ヶ月

1日でも早く引き取る為に中古物件と新築戸建に絞って候補を探し始め、2ヶ月後には築14年の中古住宅の売買契約書に印鑑を押しました。

住宅ローンの審査や火災保険など諸々の手続きを済ませつつ、契約の2ヶ月後には引っ越しです。

犬の引き取りが決まり、物件を探し始めて引っ越すまで4ヶ月。人生で一番大きな買い物の割にかなりの突貫作業でした。

 

中古物件のメリット

  • 住み始めるまでの期間が短い
  • ペットによる傷などに神経質にならなくて良い
  • 購入価格が安い
  • 建物の固定資産税が安い
  • 税制優遇(住宅ローン控除)は新築同様にある。

金銭面と、住み始めまでの期間にメリットがあります。

私が購入した物件は、売り主さんが住んでらしたので契約から引っ越しまで2ヶ月ほどかかりましたが、空き家であればもっと早く住み始めることができるでしょう。

金銭面でも負担は少なく住みますが、中でも一番に感じるメリットは、ペットによる傷などに神経質にならなくて良い点です。床とかすぐに傷だらけになりますが、仕方ないですからね。

人間も犬も無駄なストレスがかかりません。

 

中古物件のデメリット

  • 欲しい物件が売りに出されていない
  • 選択肢が限られ、自由度は低い
  • 住み始めた段階で経年劣化はある

選択肢が限られているところと、そもそも中古というところでしょうか。

我が家も築14年なので新しくはありません。古さは感じます。

価格相応なので仕方ないのですが、どうしても細かいところが気になるという方は、やめておいた方がいいかもしれません。

 

中古物件の選定基準

では実際に何を基準に選ぶのか。

人間のことだけでなく、犬のことも考えてあげて欲しいと思います。

人間編

路線、駅までの距離や周辺環境、間取りなど、普通の住宅購入と同じです。

こだわりたいポイントは人それぞれだと思いますが、中古住宅は売りに出されている物件次第なので、全てを満足することはまず無理です。

予算や優先項目を整理しないと、いつまで経っても条件に合う家は見つかりません。

我が家の場合、まずは譲れない条件を決めて、

譲れない条件
  • 一軒家
  • JR(名鉄はNG)の駅から徒歩圏内
  • 築年数10年前後
  • 好みの間取り
  • 近所にスーパー
他は妥協する方向で探したところ、運良く2件ほど気に入った物件が見つかりました。

 

犬編

室内犬にするかどうかで選択肢も変わってくると思いますが、一軒家であれば基本的に問題はないと思います。

あえて挙げるなら、

  • 庭の有無と広さ
  • 隣家との建物間の距離(騒音の迷惑をかけないか)
  • 近くに安全な散歩コース
  • 室内で飼うなら、遊ばせる広さ

といったところでしょうか。

近所に犬を飼っている家があるかどうかは、mustではありませんが飼いやすさを計るうえでチェックした方が良いですね。

 

写真は、”あお”がウチに来て2日後の様子です。くつろいでくれています。

 

ペットを飼うための他の方法

中古住宅だけでなく、他の選択肢もあります。

賃貸物件

最近はペット可の賃貸物件が増えてきたようです。

今回私は以下の理由で見送りましたが、良い中古物件が見つからなければお世話になっていたと思います。

見送った理由
  • 物件数が増えたとはいえ、まだ選択肢が少ない
  • アパートがほとんどなので、鳴き声が隣部屋の迷惑になりやすい
  • 逆に他の部屋のペットがしつけられていないリスクがある
  • 家賃だけでなく敷金・修繕費も高額
  • 長いスパン(ペットの一生分)で考えるとコストは割高

基本的にアパートしかない点と、長期的に見ると経済的に割高になってしまうことがネックでした。

とはいえ、近い将来引っ越す予定がある場合等、一時的な対応としてはあり得る選択肢です。

 

注文住宅、新築戸建

家は一生で一番高い買い物です。

新築が良い、細部までこだわりたいといった気持ちが強ければ、たとえすぐに飼い始めなければいけない事情があったとしても中古住宅に妥協する必要はありません。

ただし注文住宅となると、土地とハウスメーカーの選択から始まり建築士と間取りや細かな仕様の決定、竣工までの期間を考えると短くても1年程度は必要です。

ペットOKの賃貸を経由していけば問題はありませんが、短い期間ではないので、仮住まいと割り切らずに快適に過ごせるよう物件選びは慎重に。

 

また、これは新築物件に共通のことですが、せっかく新しい家が犬によって傷つけられたり部分的に破壊されたりする可能性は十二分にあります

人間と犬両方にとってストレスにならない方法を探って欲しいと思います。

 

 

まとめ

私としては、中古住宅はペットを飼うには最適な選択だと思います。

安いしストレスを感じずに済みます。

中古でも小綺麗な物件はたくさんあるので、我が家も築14年とはいえ人間にとっても十分快適です。

ちなみに、こちらは直前まで住んでいた団地に関する記事です。

岐阜県にある築40年の団地の思い出。主にイノシシ。

 

犬を飼う位で家を買うなんてと思われる人がいるかもしれませんが、家族が増えてライフスタイルが変わるので必要になって当然だと私は思います。

ペットを飼いたいけれど、今の家では飼えないという方は、ぜひ中古住宅を選択肢に入れて欲しいと思います。

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