1年目にクラブへの入会と初出資。
2年目に愛馬のデビューと初勝利。
その後迎えた5年目の戦績と引退馬についてまとめました。
目次
2024年の戦績と勝ち鞍
- 中央56戦7勝(7-6-10-5-7-21)
- 中央獲得賞金 1億5284万円 (付加賞、手当、奨励金含む)
- 出走頭数 18頭(地方1頭含む)
第1世代の2019産が5歳となり、第4世代が2歳デビュー。
重賞での好走や上のクラスでの勝利には恵まれなかったものの、勝つべき馬が勝ってくれたおかげで、過去最高の7勝を挙げてくれました。
レッドエヴァンスが年間13走。11戦目に未勝利戦を勝利
- 1着 3歳未勝利(24/8/31 中京)団野

素質はあったのでもっと早く結果を出しても良かった気はしますが、未勝利も残りわずかという時期になんとか勝ち上がり。
ロードカナロアxレッドアヴァンセは、晩成と晩成を組み合わせた血統。1つ勝ってしまえば、あとは楽しみが広がるばかりです。
体も丈夫で道悪も苦にしません。弱点がないのが出資者としてはストレスフリーでありがたいですね。
3歳では1勝クラスで止まりでしたが、この記事を書いている2025年5月時点ですでに3勝クラスまで出世してくれました。
ルージュシュエットが未勝利・1勝クラスを突破
- 1着 3歳未勝利牝(24/5/11 京都)坂井瑠

- 1着 3歳以上1勝クラス(24/8/31 札幌)古川奈

適正条件と戦法を見い出してもらえたおかげで、トントン拍子で2勝。
さすがは矢作厩舎と感心させられました。連戦を含め出走回数も多いですし、見限られなければとても楽しませてもらえる厩舎ですね。
上のクラスでは苦戦していますが、こちらもCurlin産駒なので成長力には期待できるはず。まだまだ頑張ってもらいたいです。
ペリファーニアが条件戦を勝利
- 1着 4歳以上1勝クラス(24/2/3 東京)ルメール

この1戦は楽な手応えでまさに快勝でした。
ペリファーニアは年間3走で、2月に挙げたこの1勝のみ。条件戦は回ってくるだけで勝てると思っていましたが、甘くはありませんでした。
4歳の間にOPクラスまでは行くだろうと見込んでいましたし、パフォーマンスはそのレベルだったのですが、結果的には2勝クラスに甘んじています。
とはいっても桜花賞3着の実績が色褪せることは無いので、この馬に限っては無事に競走馬生活を終えて無事にアワブラ入りしてくれれば十分です。
ハリケーンリッジが1勝クラスを勝利
- 1着 4歳以上1勝クラス(24/6/8 東京)ルメール

こちらもルメール騎手によって2勝目をあげました。
1勝クラスとはいえ、東京の芝マイルで抜け出せるのだから立派です。
その後、2勝クラスでも目処が立ったタイミングで繋靭帯炎で長期休養へ。
引退もよぎりましたが、完治後の復帰を目指すことになりました。
ハリケーンリッジも2勝クラスの壁は超えられる能力はあると思うので、アワブラ入りの為にも、引退前にあと1回勝って欲しいですね。
カザンラクがメイクレビュー勝利
- 1着 4歳以上1勝クラス(24/11/9 東京)ルメール

舞台は秋の東京の芝1800m。単勝1.9倍の人気に応えて快勝でした。
出資馬の中で、ここまで足先が軽く見える馬はいなかったので、大きな期待を抱かせてくれる1頭です。
兄シュバリエローズが息の長い活躍を見せていますし、カザンラクも同じ道を辿って欲しいと思います。
カナルビーグルがデビュー2戦目を圧勝
- 1着 2歳未勝利(24/12/7 京都)Cデムーロ

8馬身差の圧勝でした。未勝利戦とはいえ、能力の高さを見せてくれました。
(今年ユニコーンSを勝った時はびっくりしましたが。)
この世代の中では、募集時も見学時も目立った存在では無かったので、後に重賞を勝つまでとは想像していませんでしたね。
22年産の3歳馬
4世代目、22年産の9頭は、カザンラクとカナルビーグルの2頭が勝ち上がり。
他の馬も2〜3着、少なくとも入着するなど、全体的なアベレージは高い印象。未だ勝ち上がり率は低いですが、箸にも棒にも引っかからないという馬がいないのが救いです。
エスタンシアをはじめ5頭いる牝馬に自信のある世代だったのですが、今の所は実績、将来性含め牡馬の活躍が目立っています。
未勝利の7頭も、勝ち上がりがどうかといったレベルを求めていたわけでは無いのですが、まず1勝しないことには何も始まりません。期間内にちゃんと抜けられれば、きっとその先も見えるはず。
少なくとも、スペードギニー、キアラメンテ、エスタンシアはもっと先を見据えてもらわないと困りますね。頑張ってほしいです。
2024年引退馬
今年も中央で勝利を挙げることが出来なかった3頭が引退しました。
ルージュアイトーン
- 2021年産
- 1戦0勝(0-0-0-0-0-1)
2022年度募集の東サラ最優先でした。
骨折で1戦のみで引退。良血なので、繁殖には上がれました。
何でノーザンファームのこの血統が東サラに?という馬は回避すべきという教訓を得ました。
ゴーディアンノット
- 2021年産
- 5戦0勝(0-0-0-0-1-4)
- 獲得金累計 165万円
キャロットクラブの追加募集で縁のあった1頭。
未勝利4戦目、後が無い状況でハナ差5着をもぎ取った時がピークでした。
気性に前向きさが出てきてくれれば長距離路線でもう少し活躍できると思いましたが、ファンド解散後に地方へ移籍しても渋い成績が続いているので、能力的に足りていなかったのかもしれません。
打率の低いアドマイヤサンデーに、レイデオロなので、今では絶対に申し込まない1頭ですが、この年のキャロットは本募集で全落ちで、馬体と歩様が良かったのでつい手を伸ばしてしまいました。
母系の特色をしっかりと把握しておくべきだったので、反省です。
- この母系は馬体が良くても走らない
- この母系は馬体はイマイチでもちゃんと走る
2023年産のヴィスコンテッサ(マルケッサの23)は逆にこの学びから出資を決めたので、学びが活きてくれることを祈っています。
レッドルヴァンシュ
- 2020年産
- 6戦0勝(0-0-1-0-0-5)
- 7戦3勝(地方)
- 獲得金累計 140万円(中央)139万円(地方)
デビュー戦で追い込み3着。調教のタイムも素晴らしく、明るい未来が待っているものと信じていましたが、喉鳴りを克服できず。
私にとって初めての地方からの出戻り、喉鳴りの手術など、クラブや音無厩舎にはやれることはやって頂きました。
エリモピクシー系ということで期待値も高かった1頭で、喉さえ問題を抱えていなければ弟と同様に上のクラスでも戦えたと思っています。
現役時代はとても苦しかったと思うので、幸せな余生を祈っています。
2024年の振り返り
2024年に勝ち鞍を上げてくれた馬を中心に、世代に1頭はオープンクラス級の力を持っている(いそうな)馬がいることは、幸せだと思います。
2025年現在の馬齢では、
- 6歳 レッドランメルト
- 5歳 ペリファーニア
- 4歳 レッドエヴァンス
- 3歳 カザンラク・カナルビーグル
もちろん出資馬全頭に期待はしていますが、期待できる子には能力に見合う戦績を上げて欲しいところです。賞金も上のクラスの方が高いですし、回収率は続けていく上で重要なファクターです。
(2024年の終わりにはこんなことを考えていましたが、翌年5月時点でこの馬達だけですでに重賞を含む5勝をあげてくれているので、2025年は期待通り進んでいます。)

さて、成績以外に目を向けると、2024年3月には一時帰国して久しぶりの牧場見学。なんとか本州移動前の出資馬に会えました。
次にアメリカの話。2024年は米国競馬に時間を割いた1年でした。
主要レース、そして牧場を見学するためにアメリカ国内を移動していました。
- オークローンパーク競馬場(アーカンソー州)
- チャーチルダウンズ競馬場(ケンタッキー州)
- サラトガ競馬場(ニューヨーク州)
- デルマー競馬場(カリフォルニア州)
ケンタッキーダービーこそ観戦を断念しましたが、プレップレースのアーカンソーダービーに、夏のダービーであるトラヴァースステークス。そして2年連続となるブリーダーズカップを観戦。
2024年の3歳世代はかなりレベルが高かったので、追いかけることが出来て幸せでした。
そして牧場見学。ケンタッキー州レキシントンを訪れました。
血統書にある馬にたくさん会えたことはもちろん、各牧場の違いから流行りの血統まで、米国競馬について見識を得ることが出来たので貴重な経験だったと言えます。
そして、馬ではありませんが。シアトルのエメラルドダウンズ競馬場では、2年連続で愛犬が出走。
アメリカではコーギーレースが人気で、競馬場のほか、アメフトの試合途中にも行われています。
毎年言っていますが、私の好きな競馬と愛犬のコーギーが交差する奇跡。
レースの模様は今年もESPNで放送されました。



今年は9着。年齢的にもピークは過ぎていいましたね。
7牡 2戦0勝(0-0-0-1-0-1)
2025年に帰国したので、この戦績をもって引退となりました。
以上、2024年の振り返りでした。
2025年は日本に帰国したので、出資馬を現地観戦する機会も増えると思います。
そして、今年はじっくりと腰を据えて出資馬選びをしたいですね。
(つづく)