オークス前日の東京競馬場、ペリファーニアの勝利で口取りを行うことが出来ました。
前走の鎌ヶ谷特別(2勝クラス)は直線で追うのを止めて11着。もう怪我でそのまま引退だろうと覚悟しましたが、現役を続行。
もう後がない状況で、優勝時記念撮影にも当選することが出来たので、東海地方からの日帰り遠征を決めました。
同日の府中では、エフフォーリアの弟妹が揃って出走するというケイティーズハート祭り。
- 7Rヴァンガーズハート(2019年産)
- 9Rジョスラン(2022年産)
- 10Rペリファーニア(2020年産)
いずれも鹿戸厩舎所属で、翌日にはイゾラフェリーチェ(2021年産)も控えているという徹底ぶりです。
出資しているのはペリファーニアだけですが、もちろん兄妹も応援します。

ヴァンガーズハートは4歳以上1勝クラスに出走し、5着。

ジョスランはカーネーションカップを見事勝利。鞍上はペリファーニアと同じダミアン・レーン騎手。

そしてペリファーニアの出走する10R高尾特別(4歳以上2勝クラス)。
北海道のNF空港牧場では2回見学させて頂いていましたが、その後アメリカ駐在となったので、久しぶりの再会です。
デビュー戦、チューリップ賞、桜花賞、オークス、その後の条件戦も全てネットで観戦。
もう現役には間に合わないと思っていたので、パドックでおよそ3年ぶりに姿を見た時は、それだけでグッとくるものがありました。

生で見ても、やっぱり良い馬体。
青鹿毛がそもそもカッコよく、顔もスマート。出資者目線ですが、ビジュアル的には突き抜けているように見えました。
引いているのはいつもの厩務員さんです。
周回を重ねるとちょっとチャカつき始めましたが、おそらく平常運転の範囲内でしょう。
止まれの号令がかかったのでレーン騎手を待っていましたが、前レースで妹のジョスランで勝っていたためか、間に合わず。

私も本馬場入場を見るために、ここでパドックから馬場へ移動。
口取の集合地点に近い、ゴール板を過ぎたエリアで観戦することにしました。

本馬場入場では、ペリファーニアは煩そうにはしているものの、走り出すとフットワークはまあ普通。
前走の途中棄権のような形にはなりませんようにと願いながら、発走を待ちました。

レースが発走。スタートはばっちり。
2列目の内でじっくり脚をタメて、途中首を上げるシーンもありましたが、ギリギリ我慢。
直線では進路だけが心配でしたが、外側の馬がペースについて来れず、無事に外へ持ち出すことに成功。
あとは前を行くシルクの馬との追い比べ。
脚色はペリファーニアが優っていたので、残り200mで勝利を確信しました。
(あとで結果をみると、着差自体はそこまでありませんでしたが)

ゴール時は色んな喜びがごっちゃに。
初めて口取りできるじゃん!という喜び。
ペリファーニアが勝利したという喜び。
初めて愛馬の勝利を生で見れたという喜び。
こんな幸せな気持ちを胸に、気づけば集合場所まで走り出していました。
(1分以内の集合が求められています)
そして出資者の方と合流。
こういう場面では、『おめでとうございます』って言い合うんですね。
整列後にクラブの方から通行証が配られて、係の方と地下道を通ってウイナーズサークルへ。
ペリファーニア、レーン騎手、鹿戸調教師も合流し、口取りを達成しました。
正味数分、並んで写真をとる時間は10〜20秒とかだとは思いますが、かけがえのない瞬間でした。

ペリファーニアは2世代目の出資馬で、一口馬主として色んな景色を見せてくれました。
出資馬は20頭を超えましたが、初出資馬のレッドランメルトとペリファーニアはやはり特別。
口取りという念願を叶えてくれたことで、さらに推せる存在になりました。
終了後、ゼッケンを囲んで改めて記念撮影。
ペリファーニア、関係者、クラブに感謝しつつ、3時間かけてまっすぐ家に帰りました。
初めての遠征、初めての口取りチャレンジは、大成功です。
今回もペリファーニアは1番人気に推されてはいましたが、十分な調教を行えていない状況でしたので、とにかく怪我なく、無事に走って繁殖入りしてくれという思いでした。
あわよくば・・・くらいの薄い望みが成就したレアなケースですね。
改めて、感謝しかありません。