競走馬への出資を決めました。
2020年8月8日時点で出資が決まっている馬は2頭。
2019年生まれのディープインパクト産駒とロードカナロア産駒。ともに牡馬です。
どれだけお金がかかるとか、どのクラブが良さそうとか、そういった情報はすでにネット上に溢れています。
このブログでは、普通のサラリーマンである私が馬への出資を決意するまでに考えた価値、そして将来的には得られた実際の成果を残しておきたいと思います。
目次
きっかけはディープインパクトのラスト産駒
昨年急死したディープインパクト。
もう1年も経つんですね。
セールでも、残りわずかとなったディープインパクトの幼駒を手に入れようと、5億を超える値がついた産駒もいました。
【セレクトセール2020】父ディープインパクトの「シーヴの2019」が5億1000万円で落札!
昨夏に2頭の名種牡馬、ディープインパクトとキングカメハメハが死に、残した産駒があとわずかとなったことで注目された今年の1歳馬セレクトセール。〜中略〜ディープ産駒は13頭が上場され、うち12頭が落札、9頭に1億円超の値がついた。
出典:サンスポ
セリに出るのが今年で最後と言われているように、ディープの産駒がクラブで募集にかかるのも今年の1歳馬(2019年生まれ)が最後となります。
つまり、ディープ産駒に出資するのは今年が最後のチャンス。
一口馬主になることを真剣に考えるきっかけになりました。
今まで躊躇していた理由は『お金』
普通のサラリーマンが一口馬主となるのに避けられないのが、お金の問題です。
出資するだけで、一頭あたり数万円から高くて30万円(1/500口の場合)。
そして、クラブ会員費やエサ代、調教代など毎月の費用も必要になります。
レースに出走して勝てば収入もありますが、半数は一度も勝つことなく、競走馬生活を終えることが現実です。
運良く一回くらい勝てたとしても、クラスの低いレースの賞金はとても安く、出資金の全てを補うことはまず無理です。
このように、競走馬への出資は金融商品取引の一形態とされますが、元が取れる確率はごく僅か。
お金について採算性は無いと考えるべきでしょう。
そんな商品に出資することは、競馬に興味のない人には理解の出来ないことだと思いますし、家庭を持っていればなおさらのことです。
得られる喜びや楽しみ >> 出資するお金
それでも私が出資を決めたのは、出資したお金が返ってこなくても良いと、腹をくくったからに他なりません。
『出資することで、何が得られるのか?』
一口馬主のシステムや過去の成果を調べ、いろんな方のブログを拝見し、じっくりと考えました。
その結果、
あくまで私の場合ですが、
投入した金額以上に、得られるものはある。という結論に達しました。
では、詳しく説明します。
得られることは『馬とのつながり』
私は馬券は一切買わないので、競馬のことは野球やサッカーと同じ、スポーツとして楽しんでいます。
つまり、そもそも馬券などでお金のリターンを求めて競馬を観ていた訳ではありません。
昨年は、凱旋門賞を観戦するためにフランスにも行きました。
結果的に勝つことは出来ませんでしたが、現地で応援したエネイブルや日本馬(キズナ、フィエールマン、ブラストワンピース)たちは、今では私の中で特別な馬です。
現時点でも、競馬を楽しむことは出来ていますが、、満たされていない点もあります。
それは、
『感情移入できる馬を、心の底から応援したい。』
という欲求です。
日本人だから、サッカー日本代表を応援する。
広島出身だから、広島カープを応援する。
このように、私にとって必要なことは、応援する大義名分、馬とのつながりです。
直接出資する馬はもちろん、出資を検討した馬、同じクラブの馬など、一口馬主になることで得られるつながりは、どこまでも広げられるのでは?
リアル世界でダビスタやウイニングポストをプレイする気分を味わってみたい。
そんな経験を、私は出資の見返りとして期待することにしました。
競馬の楽しみ方は人それぞれだと思いますが、私と似たスタンスで競馬を楽しんでいる方もいると思うので、
これから始まる一口馬主生活の中で、私が実際に得られた楽しみを一つ一つ紹介していければなと思います。
一口馬主として歩み出したばかりの今の心境
何か新しいことを始めたての時、『今が一番楽しい時かもな。』と、
ふと感じることありませんか?
出資する馬の決まった今、まさにそんな時期かもと思うところがあります。
夢をもらえた
出資した競走馬も、そんなに上手くはいかないでしょう。
頭では覚悟しているつもりです。
とはいえ、無事にデビューを迎え、そして1勝。
あわよくばOPクラスまで上がって、メインレースに出走。G1だって・・・。
と、今は期待しかありません。
夢を持つことは自由ですし、その夢を見るための出資とも言えます。
今の楽しみ
『1年以上先のデビューが待ち遠しく、楽しみで仕方ない』
『写真や動画で見るだけの愛馬がとにかく愛おしい』
『netkeiba.com掲示板へのの出資仲間の書き込みを見るのも楽しい』
こんな気持ちにしてもらえただけで、現時点の対価としては十分です。
(長年やると、こんなことだけでは満足できなくなるかもですが、今はOKです)
直接は関係ありませんが、仕事に対するやる気も、多少は上がっている気がします。
これから先に待ち受けている楽しいこと
いざ愛馬のデビューが決まれば、函館だろうが新潟だろうがどこでも飛んで行きますし、
いつかフランス、ドバイ、香港、など海外へ遠征に行くような馬が現れれば、必ず現地へ応援に向かいます。
他にも牧場見学、馬の命名、口取り式への参加など、経験したいことはたくさん残っています。
一口馬主はかなり長いスパンのお遊びです。
どれだけ盛り上げても、デビューは早くて1年後。
テーマとして書く頻度は高くならないとは思いますが、今後も定期的に報告したいと思いますので、お楽しみに。
つづく▼