一口馬主4年目の戦績。まさかの年間1勝も悲願のクラシック出走。

一口馬主

1年目にクラブへの入会と初出資。

2年目に愛馬のデビューと初勝利。

3年目にオープン馬誕生。

そして迎えた4年目。今年の戦績と引退馬の収支についてまとめました。

2023年度の戦績

  • 中央33戦1勝(1-3-5-3-1-20)
  • 中央獲得賞金 8,035万円 ※本賞金のみ
  • 出走頭数 10頭 地方1頭含む

 

1世代の2019産が4歳、2世代目が3歳、3世代目が2歳デビュー。

出走頭数、回数は劇的に増えたものの、わずか1勝。

しかし、初めて愛馬が重賞(中山金杯)に挑戦しました。

牝馬クラシックの出走(桜花賞、オークス)も叶いました。

 

ペリファーニアが春のクラシック戦線で活躍

  • 3着 チューリップ賞(G2)(23/3/4 阪神)横山武
  • 3着 桜花賞(G1)(23/4/9 阪神)横山武
  • 12着 優駿牝馬(G1)(23/5/21 東京)横山武

1年前の年末に新馬戦を勝った当時のブログを振り返ると『無理にクラシックに拘らなくても』とありましたが、経験してみると、やはりクラシックは特別です。

その瞬間に、競馬界の中心に愛馬がいる感覚は、言葉に表すことが難しいですね。

桜花賞を振り返りますが、直線でリバティアイランドは遥か後ろ、ペリファーニアの手応えも良く、本当に勝ったと思いました。

結果的には3着ですが、悔しいというより、最高のレースを見せてもらったという満足感の方が大きく、一口馬主として愛馬のベストレースです。

さらに昔を振り返ると、私が初めて直接会った出資馬は、ペリファーニアでした。同じ日に他の馬にも会いましたが、順番的に最初だったのが、当時1歳のケイティーズハート20。

初めてのノーザンファーム空港、初めての厩舎、馬自体を見慣れていない状態で対面した時のことは、今でも鮮明に思い出せます。

ノーザンファーム空港へ牧場見学に行って来ました。

厩務員さんが後ろで、『キャンセル募集されないかなー』と呟いていたことは”優しいおもてなし”だと思っていましたが、ガチだったんですね。

リバティアイランドにも、ポテンシャルは負けていないはずなので、古馬になって同じ舞台で挑戦してほしいと思います。

 

レッドランメルトが重賞挑戦

  • 6着 中山金杯(G3)(23/1/5 中山)北村宏
  • 5着 七夕賞(G3)(23/7/9 福島)田辺

 

重賞でも十分に通用する力は見せてくれました。

ベストレースは初重賞の中山金杯ですかね。6着とはいえ、勝馬から0.2秒。内枠有利の中、外から行ってよく粘りました。

ただ、本当に運のない1年でした。枠、馬場、展開などとにかくツイテいなくて、力を100%発揮できたレースは1つも無かった印象です。

道悪との相性は絶望的。にもかかわらず、レース日はほとんど雨。

極め付けは、蹄を痛める事故。いまだに復帰は未定ですが、体質による長期休みではないことだけが救いです。

母は6歳で重賞初制覇の晩成タイプ。今年5歳のランメルト、運を味方にさらに成長した姿を見せて欲しいですね。

X(旧Twitter)のやりとりで、レッドランメルトの金杯出走ゼッケンを所有者の方に譲って頂きました。私がアメリカ駐在中で実家に保管してあるため、まだ見ることはできていませんが。本当にありがたいことです。

 

ハリケーンリッジが1勝クラスで好走中

  • 1着 3歳未勝利(23/2/18 東京)ルメール

未勝利クラスを完勝した後は、1勝クラスで2着, 3着, 4着, 3着と善戦続き。

その後は鞍上の超弱体化によって一休みという状況です。

上のクラスへ行くのは時間の問題だと願っていますが、気性に走りのバランスにと課題の多い子のようなので、天栄や大和田厩舎の方には引き続きお願いしますというところ。

 

21年産の3歳馬

3世代目、21年産の4頭は、まだ勝ち上がれていませんが、無事デビューしています。ポテンシャルの高さで言えばレッドエヴァンス。未勝利脱出に1番近いのはルージュシュエットでしょうか。

マジで頑張ってほしいです。

 

2023年引退馬とその収支

今年も中央で勝利を挙げることが出来なかった3頭が引退しました。

去年に引き続き、引退馬に関しては収支も併せて残しておこうと思います。

ルージュアテナ

2020年産

2戦0勝(0-0-0-0-0-2)

獲得金累計 0万円

収支 -44,603円

(内訳)

  •  馬代 -45,000
  •  維持費 -27,000
  •  保険料 -2,448
  •  賞金等 +1,009
  •  引退精算 +26,586
  •  馬代2%ポイント還元 +2,250

初めての外国出産馬への出資。歩様が特徴的であることには目をつぶり、父Tapiture(Tapit後継)にも目をつぶっての出資でしたが、やはり難しかったですね。

骨折での引退は残念でした。まともにレースをする姿は見ることが出来ず。兄がアメリカG1馬なので、繁殖へも期待したのですが、それも叶わなかったようです。

2022年7月 社台ファーム

 

ルージュリオンヌ

2020年産

9戦1勝(1-1-2-0-0-5)

獲得金累計 62万円(地方)

勝鞍:水沢C2八組

収支 精算中

(内訳)

  •  馬代 -45,000
  •  維持費・保険料 -36,948
  •  賞金手当等 +6,245
  •  引退精算 +精算中
  •  馬代2%ポイント還元 +2,250

未勝利の番組が終わり、地方へ転厩。1勝を挙げて中央復帰へ王手をかけるも、年内に2勝目を挙げることが出来ず、引退となりました。こちらも繁殖へは上がらずに乗馬となるそうです。

適性の芝中長距離であれば、中央でもやっていけたと思うんですけどね。残念です。

2022年7月 ノーザンファーム空港

 

オストファーレン

2020年産

5戦0勝(0-0-0-0-0-5)

獲得金累計 0万円

収支 -78,547円

(内訳)

  •  馬代 -78,000
  •  維持費・保険料 -26,411
  •  出走手当等 +5,260
  •  引退精算 +20,604

競走馬にとって走る気持ちの大切さを教えてくれました。少しはやる気を出して欲しかったですね。

レース中、終始追い続けてくれた和田竜二騎手の姿が強く印象に残っています。

デビューから2戦は武豊騎乗でした。後にも先にも武豊騎手に乗って貰えたのはオストファーレンだけ。贅沢ですね。

サラオク経由で、今は新しいオーナーさんのもとで走っています。名古屋転籍後に初勝利も挙げたようで。いつか応援に行きたいですね。

 

2023年の振り返り

年々出走馬が増え、4年目は3世代の馬が走りました。

隔週くらいで出走してくれるので楽しめたものの、正直、中央1勝で終わるとは思ってませんでした。

その代わりにレッドランメルトとペリファーニア、地方ではハーンドルフが重賞で走る姿を何度も見せてくれたように、勝ち鞍以外ではとても充実していたように思います。

期待通りにいかないことが多く、忍耐力だけは成長した気がします。期待に反して凡走したとしても、普通のことだと受け止める、、、ように努めるようになりました。

では、アメリカの話に移ります。2023年は一度も帰国しませんでした。

競馬関連の話で言うと、シアトルのエメラルドダウンズ競馬場で、愛犬が出走しました。

アメリカではコーギーレースが人気で、競馬場のほか、アメフトの試合途中にも行われています。

私の好きな競馬とコーギーが交差する奇跡。

レースの模様はESPNで放送。

うちの子はデビュー戦ながら4着。大健闘です。これで、

6牡 未勝利 (0-0-0-1-0-0)

という戦績のレースコーギーがMy厩舎のポートフォリオに追加されました。

 

そしてロサンゼルスのサンタアニタ競馬場では念願のブリーダーズカップの観戦。

日本馬も、デルマソトガケ(BCクラシック2着)を筆頭に存在感は示しましたね。

今年の主役ホワイトアバリオ。

こっちの人からも、日本馬について声をかけられることも多かった気がします。

ウシュバテソーロも能力では負けてませんが、展開が向きませんでしたね。

ヨーロッパからの遠征も多いためか、馬だけでなく、ジョッキーのオールスター戦かと思うほどでした。

また、将来の産駒への出資にむけて、オーギュストロダンを直に見れたことはメリットになったのかなと思います。

シアトルからロサンゼルスは比較的近いので、西海岸開催でラッキーでした。

2024年は、あわよくばケンタッキーダービー。もしくはステップレースに行けたらいいなと考えています。

(つづく)

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