2016年カープ優勝当日の広島を振り返る。

雑記

当時の上司は、『カープが優勝しそうなんで帰省します』という部下の有休申請を秒速で承認してくれました。

(その代わり今でもイジられますが。)

 

広島カープが25年ぶりのリーグ優勝を果たした2016年9月10日を振り返りたいと思います。


街全体が異様な雰囲気

広島に帰った私は、25年ぶりのリーグ制覇の瞬間を幼馴染と広島本通りにあるスポーツバーで迎えました。

写真は優勝直後の流川の公園です。ニュースにもたくさん取り上げられていました。

 

優勝の決まった晩は、すれ違う人とはハイタッチを重ね、

居酒屋では『おめでとうございます』と出迎えを受けます。

 

 

と、ここまでは報道された通りですが、優勝する前から街全体はすでにカープ一色でした。

 

タクシーの運転手も、写真のとおりユニホームを着用し(写真は優勝当日の夕方に撮ったもの)、どこを見ても、とにかくカープ。

ここでクイズ。

問題:このタクシー車内の写真にカープグッズは何個写っているでしょうか?

 

 

 

 

正解は9個でした。

このタクシーに象徴されるように、2016年の広島はとにかくカープを推しておけば良いみたいな雰囲気が街全体を包んでいました。

 

 

裏話。優勝を喜びきれない幼馴染

優勝した瞬間に戻りますが、待ちに待った瞬間のはずなのに、不機嫌になってしまった幼馴染の話です。

 

幼馴染『・・・優勝の実感がわかない』

幼馴染『・・・カープ女子がムカつく』

 

こっちのテンションも下がってしまうので勘弁して欲しかったのですが、そう言う気持ちも分からなくはありません。

共感できる同世代も一定数いると思います。

 

背景から説明させてもらうと、25年連続で裏切られてきた古くからのファンには、カープが優勝するわけないという潜在意識が刷り込まれています。

(強烈だったのは15年連続のBクラスで、優勝を期待しても、3位以内にすら入れない時期が15年も続きました。)

特に私たちの世代は小中高という大事な時期に裏切られ続けれたわけで、その時に負った傷は簡単には癒えません。

 

そんなトラウマのせいで優勝してしまった現実を受け入れられない中、隣でばか騒ぎをしている”にわか”カープ女子他を見ていると、なんだか不快になったわけです。

 

 

以上、25年ぶりの優勝の裏で、実は喜べないファンもいたというエピソードでした。

 

 

2016年のリーグ優勝が一番の思い出

幼馴染の気分は優れないようでしたが、私にとっては2016年の優勝は死ぬほど嬉しい瞬間でした。

 

カープはその翌年2017年も優勝し、2018年のリーグ制覇も時間の問題です。

(M1の王手から、今日で2日足止めを食らっていますが、明日以降、27年振りの地元Vを決めてくれるでしょう。)

 

優勝は何回経験しても嬉しいものですが、2016年の優勝の喜びには敵いなと毎度思います。

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