1年目にクラブへの入会と初出資。
2年目に愛馬のデビューと初勝利。
そして迎えた3年目。今年の戦績と引退馬の収支についてまとめました。
目次
2022年度の戦績
- 21戦6勝(6-4-1-2-1-7)
- 獲得賞金 (中央)6,300万円(地方)990万円 ※本賞金のみ
- 出走頭数 7頭
昨年は5戦1勝(2頭出走)。
初年度の馬が3歳となり、2歳馬もデビューを迎え、出走数が急増しました。
今年前半は勝てない時期が続いたものの、後半に巻き返して勝ち鞍は6つ。
都合の良い指数だけを取り上げますが、年間の勝率.286、連対率.476、掲示板率.667は胸を張って良いと思います。
レッドランメルトが3連勝でオープンクラス入り
- 1着 3歳以上1勝クラス(22/8/27 札幌)川田
- 1着 茨城新聞杯(22/10/2 中山)池添
- 1着 常総S(22/12/11 中山)北村宏
初の出資馬がOP入りという、まさにビギナーズラック。
レッドランメルトは、一口馬主の私に初出走と初勝利をもたらしてくれた馬でもあります。
連勝街道が始まる直前の夏、休養中のランメルトに北海道で会った時のエピソードを紹介します。
デビュー前から調教で跨っていたという厩務員さんに連れられてきたランメルト。
私にとって初の出資馬。愛着がハンパない旨を伝えると、
『調教の動きからは今のクラス(当時は1勝C)にいることが信じられない』
『札幌でも使うと聞いているので、期待してください!』
と優しい声をかけて頂きました。
『どのクラスまで行けそうですか?』とは怖くて聞けませんでしたが、そこから破竹の3連勝でオープンクラスへ。
まさに有言実行、かっこ良すぎるだろという話でした。
まだ成長途中ということだったので、今後のさらなる飛躍にも期待です。
2年後、私が帰国するまで第一線で活躍し続けてくれますように。
ペリファーニアが新馬勝ち
- 1着 2歳新馬(22/12/25 中山)横山武
エフフォーリアの半妹であることに加え、美浦坂路でラスト1F 11.2というエグい調教タイムを叩き出したことでも注目を浴びたデビュー戦。
有馬記念と同日、単勝1.4倍の人気に応えて、快勝してくれました。
スタート後に『絶望的な不利』(横山武)を受けた時はヒヤっとしましたが、最後の直線では見事な瞬発力。
馬の良さや厩舎の期待値の高さは牧場見学で知っていたので、結果が出てホッとしています。
左前脚や喉など、弱いところを抱えた子なので、個人的にはクラシックに拘らず、長い目で見てベストなレース選択をしてもらえることを願っています。
ハーンドルフが新馬、準重賞勝ち(地方初勝利)
- 1着 JRA認定フレッシュ(22/8/3 門別)落合
- 1着 ジェムストーン賞(22/12/27 大井)本田
圧巻だった門別でのデビュー戦。
その後はレース展開に左右されてしまうこともあり、やや停滞。
南関東へ移籍後、年末に準重賞のジェムストーン賞を勝利。3歳を迎える来年へ弾みをつけました。
大好きな逃げ馬。持ち前のスピードを活かすためにも精神面で成長を見せてくれると良いのですが・・・。
楽しみなキャロット20年産
この3頭以外でも、ハリケーンリッジが東京1600M新馬戦で惜敗。上がり3Fが同日全レース最速と能力の高さを見せてくれました。
キャロットクラブ2020年産の牝馬3頭(ペリファーニア、ハーンドルフ、ハリケーンリッジ)はどの子も力がありそうなので、来年が非常に楽しみです。
ただし体質の弱い点も共通しているので、まずは全員無事に。
ポートフォリオ
出資馬のポートフォリオです。※地方所属のハーンドルフを除く
東サラ20年産の3頭(レッドルヴァンシュ、ルージュリオンヌ、ルージュアテナ)は、2歳時のデビューは叶いませんでした。夏までになんとか勝って欲しいですね。
インゼルのオストファーレンも、成長を祈っています。
2022年度引退馬とその収支
初年度3頭のうち、レッドランメルト以外の2頭は未勝利引退となりました。
一口馬主はお金のかかる趣味として割り切っていますが、
引退馬に関しては、一区切りということで収支も併せて残しておこうと思います。
レッドブレンナー
2019年産
5戦0勝(0-0-0-2-1-2)
獲得金累計 208万円
収支 -97,983円
(内訳)
- 馬代 -100,000
- 維持費 -30,000
- 保険料 -5,440
- 賞金等 +8,583
- 引退精算 +23,324
- 馬代2%ポイント還元 +5,000
デビューから5着→4着→4着。レース中の不利やスタートの失敗などが無ければ勝ち負けに持ち込めていた気がするので、悔やまれます。
苦手な夏を迎えてからは、戦績も失速。正直、最後の方は応援するのも可哀想なほどでした。
成長が遅く、緩さを抱えたまま引退という、ロードカナロア産駒未勝利馬の典型的な結果を迎えてしまったことは、とても残念です。
パルタージュ
2019年産
4戦0勝(0-0-0-0-0-4)
獲得金累計 0万円
収支 -29,352円
(内訳)
- 馬代 -29,400
- 維持費・保険料 -25,336
- 賞金等 +4,181
- 引退精算 +19,543
- 馬代2%ポイント還元 +1,480
デビュー前から調教師のコメントも歯切れが悪く、今思うと絶対的な能力が足りていなかったんだと思います。加えて体質も強くありませんでした。
それでもレースでは格好をつけてくれていました。
キャロットクラブに入会させてくれたこと、そして手元を離れた後とは言え、盛岡競馬への移籍後に見事な勝利を見せてくれたことは感謝です。
まとめ
3年目が終わり、一口馬主としては順調なスタートをきることが出来ました。
来年も年始からランメルトの金杯(初の重賞)挑戦に、素質馬達が3歳となり、米国産のマル外がデビュー予定と、引き続き楽しませてくれそうです。
そして今年は私に取ってアメリカへの移住という生活環境の大きな変化がありました。
アメリカにも会報誌や記念品を送付して下さるクラブには本当に感謝です。
日本を離れたせいで愛馬の生観戦や牧場見学、口取りに参加できないのは残念ですが、近況は必ずチェックしていますし、時差があれどレースは必ずリアルタイムで観戦しています。(興奮で寝付けず、翌日は眠い眠い)
こちらでもローカル競馬場に足を運ぶなどして、本場の競馬の楽しみ方を模索しているところです。
これからは1年を通して、アメリカ競馬の情報を追いかけていく予定。
そして駐在中最大の目標は、ケンタッキーダービーとブリーダーズカップの現地観戦です。
アメリカでしか出来ない競馬の勉強や経験を積んで、今後の一口馬主生活に生かしたいと思います。
それでは、良いお年を。
(つづく)