英語の勉強に本腰を入れなければとは思いつつ、でも始められない方たちへ。
私もそうです。いくつものきっかけを無視してきました。
最初のきっかけは大学4年生の時です。
初めて海外(アメリカ)に行ってカタカナ英語が全く通じないことにショックを受け、英語の勉強を固く決意しました。
しかし、その後10年間何もしませんでした。
たまっていくのは英語の参考書とモヤモヤした気持ちだけ・・・。
そのあと、転職をきっかけにようやく猛勉強。
年齢はすでに30歳を超えていました。
溜まっていた焦りの反動なのか、短期間でTOEICは500から900へ。
アメリカで英語のプレゼンも行えるくらいにはスピーキング力、リスニング力も上達しました。
私の経験が少しでも役に立てばと、今回は厳選した英語本を3冊、紹介したいと思います。
この3冊をやれば、テストで良い点を取れるし、会話もできると思います。
この記事は、昔の私(のような方)に向けて書いています。
何から手をつければ良いかわからないという方、ぜひ参考にして見てください。
- 留学経験なんて当然無し
- やる気と焦る気持ちはあるけど、行動には移していない
- TOEICは450〜650
目次
まずはじめに、何をするにも座学は必要
TOEICで良い点とるのも、英語を流暢に話すのも、どちらも座学は必ず必要です。
- 過去問を解くだけ
- 英会話学校に行くだけ
では大きな進化は見込めません。
例えば、英語で発言する時のことを考えてみてください。
考えていることを相手に伝えるには、英単語と構文を使って英文を構成して、正しく発音することが求められます。
身につけておかなければいけないことは、
単語、構文、英作文、発音・・・残念ながらたくさんあります。
これらは問題を解いたり、受け身のレッスンに参加するだけでは身につきませんし、ましてや自然と出来るようになるものではありません。
地道に、泥臭く、自分の中にストックを積み重ねて行くしかないのが現実です。
この記事で紹介できるのは、魔法みたいに英語能力を手にする方法ではありません。
努力に必ず報いてくれる、3冊の良書の紹介です。
私がおすすめする3冊
おすすめ英語本1冊目。『速読速聴・英単語 Core1900』
まず、総合的な基礎力を高めるためにこの一冊を。
単語、熟語、リスニング、読解、おおよそ全ての力が身につきます。
テーマ別に整理された英文を読み聴きするだけで、基礎力が底上げされる仕組みとなっています。
この一冊をしっかりやるだけで、TOEICも700は超えられるでしょう。
やり方によっては900も狙えると思います。
おすすめ英語本2冊目。『やさしい英語の発音』
英語の発音は難易度が高そうで敬遠しがちだと思いますが、実は明確なルールに沿っています。
なので、日本人でもネイティブ相手に伝わる発音を身につけることは、正しい知識をもとに練習すれば可能です。
(逆に何もしなければ、何も伝えることができません。)
そんな発音矯正のためにおすすめしたいのが、『やさしい英語の発音』です。
おそらく、発音本の中でも最もシンプルなものではないかと。
買ったその日に、1時間で一周できてしまうと思います。
ボリュームも適度で、続けやすいというのが最大のメリットです。
2週間も続ければ、基本は口が覚えてくれているでしょう。
実際、私は『やさしい英語の発音』で自己学習した後、オンライン英会話スクールでアメリカ人の発音矯正講座に切り替えましたが、基本ができていると驚かれました。
将来的には細かいイントネーションやアクセントにこだわりたい方にとっても、独学でやる入門書としては最適だと思います。
おすすめ英語本3冊目。『会話できる英文法大特訓』
最後に、瞬間英作文本の一冊を紹介します。
瞬間英作文は、頭の中で英文を作る時のストック作りに非常に重要です。
これをやらないと、『Yes』と『No』しか言えない人間になってしまうので、避けることの出来ない道です。
この書のメリットは、
- レベルが絶妙(簡単すぎず、難しすぎず)
- 例文が自然なので、覚えたものをそのまま会話に使える
という2点です。
瞬間英作文も多く発行されていますが、その中でも、評価のとても高い本の一冊です。
私も、手垢で汚くなるくらい何度も読み返して覚えました。
おすすめの英語本まとめ
ジャンル別に、3冊紹介させてもらいました。
今回紹介した本の他に気に入ったものがあれば、代用しても問題ありません。
というのも、本との相性は個人差が必ずあります。
実際、発音本に関して言えば、著名な『英語耳』は私には合いませんでした。
英語で困らないために必要な3冊です
同時に手がけるのは無理なので一冊一冊になるとは思いますが、やっていくうちに力がついていくのが自分でも分かると思います。
どれか一つでも欠けていたら不得意分野はまだ残っているはずです。なので網羅することが本当に重要。
改めて言いますが、英語で困らない=英語を使えるようになるには、紹介した3つのジャンル(単語、発音、英作文)はどれも必要です。
英語の能力の中で最も勉強すべきだと思うのは”発音”
発音は大学入試やTOEICなどのテスト範囲に含まれていないので軽視されがちですが、間違いなく英会話の中で一番必要な能力は発音です。
にも関わらず、勉強した経験のある方はほとんどいないと思います。
どれだけ大切かというと、例えば、会話において単語一つを表現出来れば、こちらの意図を相手に伝えることは可能です。
しかし、逆にどんなに正しい文法に沿った綺麗な文章を話しても、相手が聞き取れず、伝わらなければ全く意味を成しません。
海外旅行などで、簡単なことですら全く通じない経験、ありませんか?
発音は、ぜひ取り組んで欲しいジャンルです。
旅行などで即効性があるので、役に立つと本当に嬉しいですし、モチベーションも上がるのでおすすめです。
さて、いかがだったでしょうか。
これから勉強を開始する方、すでに勉強中の方、皆さんの参考になれば嬉しく思います。
関連記事です。
一冊ごと、ジャンルごとの詳細に関しては、こちらをご覧ください。
まずは1冊目。単語帳。
2冊目。発音について。記事の中で紹介した本についても触れています。
3冊目、瞬間英作文本のオススメです。