2024年6月末、ルイビルのチャーチルダウンズ競馬場で古馬G1のスティーブンフォスターステークスを観戦してきました。
チャーチルダウンズ競馬場でレースが開催されているのは4月下旬から6月末までのおよそ2ヶ月。
G1競走はケンタッキーダービー、ケンタッキーオークスを含めて7つあります(2025年より8つ)。
その1つがこの日行われたスティーブンフォスターステークスでした。
ルイビルへ
牧場見学のために滞在していたレキシントンからI-64で西へ1時間15分。
立地的には、北のダウンタウンと南の空港の間に位置しています。
競馬場へは車でアクセスするしかないと思います。
この日は普通に競馬場内のParking Lotへ駐めることが出来ました。

競馬場には、1ヶ月前に行われた150回のケンタッキーダービーの名残がまだ残っていましたね。

チャーチルダウンズ競馬場のシンボルであるTwin Spiers(2つの尖塔)です。
さすがに感動しました。これが本物かと。1895年に建てられたそうなので、その歴史は130年にもなります。

次に、大改装を終えたばかりのパドックです。
Twin Spiersをバックに見えるパドックは、白を基調としていて、宝石のようでした。


屋内の様子です。


場内に飾られていた、アメリカンフェロー優勝時のゴール写真。

改修直後でどこもかしこも綺麗なのですが、古いところも部分的に残されています。
100年以上の歴史を感じさせるレンガの壁。

とある男子トイレ。博物館レベルに古い構造ですが、リフォーム後も現役です。

メイントラック。G1レースの開催日といえど観客はまばらでした。
指定席は購入したものの、みなさん自由に移動していました。
お客さんの多い主要G1以外は、大抵こういうスタンスになりますね。

当日は夏日和で、多くの人がミント・ジュレップを飲んでいました。
ケンタッキーダービーのオフィシャルドリンクです。

フライドチキンとポテトのセット。

そして、メインレースの時間になりました。
スティーブンフォスターハンデキャップ
英語表記で、Stephen Foster Stakes。
1984に創設され、2001年にG1競走となりました。レース名の由来は作曲者です。
- 賞金総額100万ドル
- ブリーダーズカップチャレンジ(優勝馬には優先出走権)
- 過去の優勝馬はStreet Cry、Curlin、Gun Runner、Maxfieldなど

過去の勝ち馬はとても豪華でしたが、この年に限ってはG1で実績のある馬も少なく、少し地味なメンバー構成でした。
こちらがレースに勝利するKingsbarns。

2着のPyrenees。

レースはKingsbarnsの快勝でした。

1着のKingsbarnsはこのレース限りで種牡馬入り。
2着のPyreneesはBCクラシックに出走し、7着と善戦しました。
その後
Spendthrift Farmの牧場見学で勝ち馬のKingsbarnsと再会しました。
Uncle Moも亡くなってしまったので、後継として活躍して欲しいですね。


牧場で展示されていた、レースの優勝ゼッケンです。

以上、スティーブンフォスターステークスの観戦記でした。

ケンタッキーダービーの週末は観戦のハードルが高くなりますが、それ以外の開催日はたとえG1デーでも混み合うことなくチャーチルダウンズの雰囲気を堪能できます。
ぜひ競馬開催中の4月下旬から6月に訪れてみて下さい。