今回は、アメリカでの部屋探しについて話したいと思います。
「会社が用意してくれるんじゃないの?」
とはよく言われましたが、全て自分で手配する必要がありました。
大変でしたが、良い経験にはなった気がします。
部屋探しから契約
部屋探しの流れは日本と変わりません。
住みたい街を絞りつつ、そこから良いアパート無いかなーと探していきます。
日本で下調べ
主に利用したのは、Zillow(日本でいうスーモ)、あとはGoogleマップ。
かなり役にたったのは、Googleの口コミです。生の声が多く、これでかなりのアパートが候補から消えました。
(治安、カビ、騒音、ホームレスなど)
評判の良いアパートはそもそも空き部屋がないことが多く、
そして評価の低いアパートは空き部屋だらけ。
目星をつけて、あとは渡米後に空き部屋が出てくるのを祈るだけでした。
アメリカ到着後に内見
まずは実際に住みたいエリアに行ってみました。
治安も、実際に人や町並みを見てみると何となく分かるもんですね。
会社近くの田舎も候補として考えていましたが、結局は街中に住むことにしました。
徒歩圏内に何でもあるのが決め手です。
少し歩けばトレイルがあるのも良かったです。犬の散歩に良さそう。
アパートの内見予約はネット申し込みだとスルーされることもあるので、基本電話で。
真面目に内見したのは元々目星をつけていた2棟ですが、両方とも評判通りでした。(Googleの口コミは正しかったです。)
入居中で見れない部屋は、オフィスで画像を見せてもらうスタイルでした。
内見時に動画を撮影して、日本の家族にすぐ発信。
相談しながら、最終的には部屋の広さを優先してアパートを決めました。
部屋が決定
実際に契約した部屋の間取りはこちらになります。
1ベッドルームなので部屋数は少ないですが、広さは830Sq Ft(77m3)と、日本だと一般的な3LDKの間取りと同じくらいです。
周辺環境は、
徒歩5分圏内にスーパー2軒(Trader Joe’sとQFC)。
目の前に綺麗で安全な公園。
日本人幼稚園、図書館、動物病院も徒歩圏内。
図書館の幼児ブースには、少ないですが日本語の絵本もありました。取り寄せも可能です。
居住環境としては申し分なく、家族(妻、娘、犬)を迎え入れるためにベストは尽くしたと思います。
その反面、家賃はやっぱり高くなりました。
駐車場代などを含めて2,775ドル(1ドル140円で40万円弱)。
アメリカ全体の家賃が高騰しているようなので、これは割り切るしかありませんね。
入居契約
入居申し込みはオンラインで。
色々と書類のアップロードが必要だったはずです。パスポートに収入証明など。
審査が通り、契約書にサイン(これもオンラインの電子署名)、入居費用を支払ってようやく完了です。
その時の初期費用を振り返ってみました。
- Application Fee $90
- Non-Refundable Admin Fee $250
- Refundable Security Deposit $1000
- Pet Deposit $250
- Pet Fee $250
- Insurance $250
諸費用だけで$2000ちょい。
これに、下の入居月の家賃を合わせて
- Rent $2600
- Pet Rent $40
- Parking $135
トータル$4865を最初に振り込んだようです。
この時は為替が1$=150円だったので、アパートと契約するだけで70万円以上必要だったことになります。
渡米直後は、他にも車を買ったりと、残高が恐ろしい勢いで減っていくので、何にいくら使っているとか気にする暇がありませんでしたが、振り返ると恐ろしいですね。
引越し
入居日までの1ヶ月は、ホテルに滞在しました。
その間に船便が届けばなーと期待していたのですが、ギリギリ間に合わず。
家具の運搬に利用したのはヤマト。搬入時も日本人の方も来てくれるので心強いです。
日本で集積してもらってから、およそ2ヶ月。
アメリカで愛着のある家具と再会した時は、何とも言えない気持ちになりました。
特に心待ちにしていたのはベッドとマットレス。彼らに関しては愛着とかは置いといて、とにかく寝袋から解放されるのが嬉しかったですね。
(この後家族を迎えに日本へ一時帰国し、さらに2便目の家具を受け取ったりもあったのですが、それはまた別の記事で。)
住み始めて3ヶ月
すでに家族も日本からやって来て、とても快適に暮らせています。
アメリカは車がないと生活が難しいのですが、奥さんは運転が苦手なので正直不安でした。
徒歩圏内で全てが完了する街中のアパートに住むことで、何とか問題はクリアしたかなと思います。
犬も快適そうです。
これは、ずっと連れて行きたかった近所のトレイルに初めて行ったときの写真です。
犬に解放された森のような公園があったりと、アメリカは犬にとって控えめに言って天国ですね。
ただし、目薬を貰うための通院で$530(初診費、検査費、ワクチン費など含む)請求されたりと、お金の面では凄まじいです。
でもまあ、本人は楽しそうなので、良しとします。
アメリカのアパートについて
最後に、アメリカと日本のアパート事情の違いについて、さらっと紹介します。
基本的にどのアパートもペットOK
たくさんの方が犬を連れていますね。しかもほとんどが大型犬。
アメリカはとにかくドッグフレンドリーで、スーパーやショッピングモールどこでも犬同伴OKです。
(しつけはどの子もしっかりしてます)
アメリカらしく、テスラとうちの犬を同じフレームに収めてみました。
ペット連れには、とても良い文化です。
更新時に家賃は上がる
借り手からすると、アメリカの悪しき習慣。
不動産価格の上昇に伴って最近は特に顕著で、ひどい方だと、更新時に400ドル上げられたとかなんとか。
1年後の更新が本当に怖いです。家賃手当が増えますように。
ということで、今回は部屋探しについてまとめてみました。
特に誰かの役に立つものでは無いと思いますが、少しでも雰囲気が伝わると嬉しいです。
つづく。