キャロット分析。母優権なしの一般枠で取れる馬は何頭いる?

一口馬主

キャロットクラブの既存会員として初めての1歳馬募集が目前に迫っています。

キャロットの抽選は厳しいと聞きますが、どれくらい欲しい馬が取れるものなのでしょうか。

ということで、少しは参考になるかなと2020年の抽選結果を分析してみることにしました。

抽選時の募集馬90頭(地方馬含む)に対して、見ていきたいと思います。

母優対象 vs 母優非対象

まず、母優対象馬と非対象馬の難易度の差について見てみましょう。

募集頭数は、非対象の方がやや多いですが、ほぼ同数でした。

そして、それぞれ一般枠で取れるのか?

以下のように分類していきます。

  • ノーチャンス:一般枠では無理。最優先(バツ2/1/なし)か母優権が必要。
  • 抽選:抽選次第で当選。最優先を使えば、確実に当選。
  • 当選:確実に当選。満口以下なので新規にもチャンスあり。

 

母優対象馬の方がチャンスは厳しい

母優馬、非対象馬に対して分類した結果を見ていきましょう。

(母)が母優対象馬を示しています。非対象馬は無印です。

グラフから飛び出している部分が、母優なしの一般枠ではノーチャンス、応募しても死票となってしまう頭数を表しています。

90頭中、17頭(母優対象12+非対象5)が該当しました。

つまり、中間発表の上位で票を集めている馬たちは、一般枠では無理ということですね。

そして、

母優対象馬の方が、一般枠では手の届かない可能性が高いようです。

 

 

注目は一般枠内の抽選

人気馬は無理かと気落ちしてしまいそうですが、見方を変えると、

残り73頭/90頭は、一般枠でもチャンスがあるということを示しています。

全体のおよそ8割。

この中で注目したいのが、そこそこ評価され、人気も集めている、一般枠内で抽選となるグループです。

一般枠では抽選を通過する必要がありますが、最優先(バツなしでも可)を使えば確実に当選できるのが、このグループです。

年度は異なりますが、2019年募集の皐月賞馬エフフォーリアもこの枠でした。

つまり、一般枠(確実にいくなら最優先)でもスターホースに出資できるチャンスは十分にあったということです。

この事実は、励みになりますね。

 

新規にチャンスがあったのはごく僅か

最後に、新規会員にチャンスがあったのは満口以下の10頭のみでした。

グラフでいうと、当選(既存会員は確実に当選)の枠です。

90頭中、僅か10頭。全体の11%です。

しかも、新規同士の抽選もある訳で、改めて新規入会の厳しさを認識します。

去年、私は最優先をこの中の1頭に使っていたので、無事入会することができました。

今年はどの程度厳しい抽選になるのでしょうか。

10頭のうち9頭が母優非対象馬であったという結果は、今年新規入会を狙う方のヒントになると思います。

 

ノーザンF生産 vs 白老F・社台F vs それ以外

次に、生産牧場についても見てみましょう。

母体であるノーザンFの生産馬が募集馬全体の3/4を占めています。

同じ社台グループの白老F、社台Fの生産馬は、90頭中12頭でした。

生産牧場によっても、当選の難易度に差があるのか見てみました。

ちょっと見辛いですが、ノーザンFを(N)、白老F社台Fを(H+S)で表しています。

その他の牧場は無印です。

分類方法は、これまでと同じです。

  • ノーチャンス:一般枠では無理。最優先(バツ2/1/なし)か母優権が必要。
  • 抽選:抽選次第で当選。最優先を使えば、確実に当選。
  • 当選:確実に当選。満口以下なので新規にもチャンスあり。

 

抽選人気馬はすべてNF生産

まず特筆すべき事実は、一般枠で取れない馬は、全てノーザンF生産馬であったということです。

母優対象馬がノーザンF生産であるというのもあると思います。

イメージ通りの結果ですが、ノーザンF生産馬の人気が集中しがちなことは事実のようです。

 

NF生産以外であればチャンスあり

逆にいうと、ノーザンF以外だと、一般枠でも当選の可能性が高まります。

少なくとも抽選のチャンスは確実にありそうです。

繰り返しになりますが、ノーザンFを(N)、白老F社台Fを(H+S)で表しています。

その他の牧場は無印です。

ノーザンF以外の生産馬で、一般枠でノーチャンスな馬は一頭もいませんでした。

新規に可能性のある馬も、多くはノーザンF以外の生産馬です。

 

まとめ

『母優なしの一般枠で取れる馬は何頭?」

の答えは、90頭中73頭でした。(抽選も含みます)

 

一般枠では全く手の届かない馬が少数いるのは事実です。

しかし、それでも意外と選択肢は残されていることが分かりました。

特に上位の人気馬でなければ、少なくとも抽選の機会はありそうですね。

問題は抽選の倍率ですが、それは中間発表次第でしょうか。

どうしても欲しい馬がいれば、最優先の行使に踏み切るまでです。

 

最後に、注意喚起です。

この分析結果は2020年募集時の抽選結果について分析したものです。

母優対象と生産牧場に関する傾向はそんなに変わらない気もしますが、

2021年以降の抽選ではどうなるか、全く分かりません。

参考程度に留めておいて頂きますよう、お願いします。

 

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